(中国)一人っ子政策の緩和、経済への影響限定的=市場の見方

2013年8月2日 14:11

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記事提供元:フィスコ


*14:11JST (中国)一人っ子政策の緩和、経済への影響限定的=市場の見方
中国の現地メディアによると、高齢化の進展に懸念が広がる中、政府は一人っ子政策の見直しを一段と進める見通しだ。現在は両親が一人っ子なら第2子の出産が認められているが、今後は両親のどちらかが一人っ子だった場合でも第2子を認める「単独二胎」へと移行する方針。早ければ今年末、遅くても来年初めにはモデル実施をスタートさせる考えという。

これを受けてオーストラリア・ニュージランド銀行(ANZ)のアナリストは、単独二胎制度がすでに一部地域で実施されている点を指摘。これが全国規模で実施されても意外感はないとの見解を示した。また、現時点で規制が緩和されても、新生児が成人し、労働力へと育つには20年前後がかかることに言及。中国の「人口ボーナス」は低下しているとして、経済への影響は限定的との見方を示した。

このほか、政府は2015年以降に、どの夫婦にも2人目までの出産を認める方針とも伝わっている。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BOA/ML)はこれが実施された場合、短期的には都市部女性の第2子出産意欲が刺激されると予想。政策実施から最初の5年間で出生数は1050万人増えると試算している。

ただ、長期的に見れば、中国の大部分を占める農村部ですでに「二人っ子」状態に近いことや、都市部の出生率が1に近づくだけにすぎないとし、経済などへの影響は限られるとの見方だ。なお、国家統計局によると、2012年の出生数は1635万人だった。《NT》

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