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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】建設技術研究所は好仕込み場迎える、モミ合いの下値に接近
建設コンサルタント大手の建設技術研究所<9621>(東1)の株価は700~800円のモミ合いの下値水準に接近、好買い場といえる。今期(13年12月期)増額の可能性を評価して強基調の展開が期待される。消費増税に伴う景気腰折れを回避するための補正予算観測も支援材料だろう。
総合建設コンサルタント大手で、河川・ダム・海岸・海洋、道路、橋梁、トンネル、都市・地方計画などの分野に強みを持ち、海外でも実績を積み重ねている。中期計画では防災・減災計画関連、都市計画関連、環境関連などを重点分野と位置付けて、港湾や水道などへも参入し、再生エネルギーを活用したスマートコミュニティ、民間資金を活用するPFI事業への取り組みも強化している。
■第2四半期は前年同期比2.3倍増益
7月26日発表した今期(13年12月期)第2四半期累計(1月~6月)連結業績(7月22日に売上高を減額修正、利益を増額修正)は、前年同期比8.8%増収、同2.3倍営業増益、同2.2倍経常増益、同2.9倍最終増益だった。公共投資の増加でグループ全体の受注高は同13.4%増の228億13百万円と好調に推移した。純利益については旧浦和寮土地売却益計上も寄与した。
通期の見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比9.2%増の355億円、営業利益が同27.3%増の12億円、経常利益が同20.7%増の13億円、純利益が同27.2%増の7億円としている。前期の受注高が前々期比19.3%増の377億円と高水準だったことに加えて、第2四半期累計の受注も好調であり、高水準の受注残高の消化で好業績が期待される。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が52.1%、営業利益が77.3%、経常利益が75.7%、純利益が85.3%と高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。
株価の動きを見ると、第2四半期累計の増額修正を好感して800円台を回復した。足元は地合悪化の影響も受けて反落した形だが、下値は限定的のようだ。
8月1日の終値739円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円50銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1429円83銭で算出)は0.5倍近辺である。
日足チャートで見ると25日移動平均線を一旦割り込んだが、下押す動きは見られない。また週足チャートで見ると、26週移動平均線でサポートラインを確認して強基調を維持しているようだ。指標面に割高感はなく、好業績を評価して5月の年初来高値883円を試す展開が期待される。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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