【株式評論家の視点】良品計画はグローバルサプライチェーンの構築で海外の成長が続く

2013年7月25日 10:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  良品計画 <7453> が揺るぎない戻り波動を歩んでいる。6月4日の7190円で大底を打ち、7日に7230円のダメ押しを入れての出直りで、戻りとしては非常に強いパターンである。今2014年2月期の決算が営業利益で57億2800万円と、前年同期比1%のダウンとなったことが、売り込まれた要因である。

  しかし、既存店の月次売上げは第1四半期の前年同期比0.6%減から、6月は0.9%増へ好転、今2月期の好業績への期待が株価の先高観につながっている。同社は現在、「生活雑貨の再建」「お客様数の増加」「グローバル在庫コントロール」を主な柱として取り組んでおり、既存店の売上げ増という好結果に結び付いている。

  今2月期については売上げ2062億円と前期比9%増、営業利益216億3000万円、同17%増の見通しでスタートしているが、アナリスト筋の間では増額修正を想定する向きが増えている。

  「グローバルサプライチェーンマネジメントの構築」が中期的に同社の業績を押し上げていくことが予想されている。これは、全世界ベースで調達ルート、商品備蓄拠点を確立し、需要予測と自動補充システムによるグローバルな販売拡大および生産・在庫の適正化を計るもの。シンプルな「無印良品」の商品コンセプトは海外でも浸透しつつあり、同社の海外事業は順調に伸びつつある。

  特に中国では、積極的な出店(年間28店舗、純増27店舗)が寄与して、収益押し上げの大きな要因となっている。前期末で27都市への展開を果たしたが、今後は合計で35都市程度へ展開した後、ドミナント化(地域集中出店)を進める意向で、大型店の出店も視野に入れている。

  国内における人口減少、少子高齢化の進行などから、小売企業にとり海外事業の拡大は成長戦略の重要なポイント。中国およびアジア中心に出店戦略が軌道に乗り始めた同社への評価は今後高まっていく方向が予想される。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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