NYの視点:自民圧勝を受けた見解は様々

2013年7月23日 07:03

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NYの視点:自民圧勝を受けた見解は様々

アセットマネジャー達は、日本の参院選での自民党の圧勝で日経平均株価は2万円、ドル・円は105円以上を目指すことになるだろうと見ているようだ。今まで、野党側が過半数を占めていた参院もこれで与党の自民・公明両党が過半数を獲得。衆参のねじれが解消し、安倍首相は非常に高い政治的な課題を遂行することが可能となる。

日興アセットマネージメントの代表取締役会長 兼 CEOのチャールズ・ビーズリー氏は経済専門局であるCNBCとのインタビューで、「ドル・円が95円から105円の間で推移、または上抜けるならば、日経平均はまず1万5千円を試し、その後、2万円が妥当な目標だ」と強気の見方を示した。同氏は、安倍首相の発言「経済を再び強化することを確実にしていく」に言及し、自民党の圧勝は安倍首相が日本経済を強化することを可能にすると見ている。特に、首相も「非常に大きな違いとなる」と述べている法人減税でビジネスの拡大を確実にしていく安倍首相の方針を多くの投資家が歓迎している。

一方で、自民党単独で過半数に達する勢いもあるとの期待感が強まっていた中、単独過半数が実現しなかったために幾分失望感もあるようだ。また、1)連立与党の絶対的多数で政権の長期間の基盤が整いつつあり課題の遂行が遅れる、2)アベノミクスの基本方針である「3本の矢」のうち最後の構造経済改革が最も困難となるため、改革が遅れるまたは、失敗する、といったリスクが現実となると日本の資産への投資意欲が減退、ヘッジの円売りも後退することになる。《KO》

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