【編集長の視点】ヤマハ発動機は円安進行・為替差益発生で業績上ぶれ期待を高めて反発

2013年7月22日 10:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ヤマハ発動機 <7272> は、26円高の1434円と反発している。前日21日の参議院選挙で自民・公明両党の与党が、過半数の議席を獲得、「ねじれ国会」が解消されたことから、週明けの為替相場で円安が続き、海外売り上げ比率が90%弱となっている同社の為替差益発生、業績上ぶれ期待を高めて割安株買いが再燃している。

  同社は、今12月期業績の為替レートを1ドル=87円(前期実績80円)、1ユーロ=115円(同103円)と想定、今年5月発表の第1四半期業績では、これが1ドル=92円、1ユーロ=122円まで円安となったが、通期為替レートは期初予想を変更しなかった。週明けの為替レートは、1ドル=100円台、1ユーロ=132円台と円安が続いており、同社の為替感応度は、1ドル1円、1ユーロ1円の変動で営業利益がそれぞれ4億円、1億円の影響を受けるだけに、アジアの新興市場の不透明感をハネ返して業績上ぶれ期待を高めている。

  同社の今12月期業績は、売り上げ1兆4000億円(前期比15%増)、営業利益500億円(同2.6倍)、経常利益520億円(同90%増)、純利益280億円(同3.7倍)と予想されているが、きょう朝方の為替レート換算では、営業利益は対ドルで52億円、対ユーロで17億円上ぶれる計算となる。東洋経済会社四季報夏号では営業利益を600億円、純利益を330億円と観測している。

  株価は、今期業績のV字回復・年間17円への増配予想を評価して年初来高値1825円まで6割高し、全般相場急落にツレ安して1217円と調整、調整幅の3分の1戻し水準までリバウンドした。PER17倍台の割安修正で一段の戻りを試そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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