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米株式:下落、直近の格下げリスク失くす
*23:41JST 米株式:下落、直近の格下げリスク失くす
米株式市場
オプション取引の決済日を迎える中で、出来高はここ数日の間と比較すれば増えている。S&P500は18日に1693.12まで史上最高値を更新していたが、その後は上げ幅を縮小していた。テク・セクターが下落を主導しているものの銀行株には現在は大きな動きが見られない。また、大きくギャップダウンしたグーグル(GOOG)とマイクロソフト(MSFT)は、寄り付きよりも下げ幅を縮小している。マーケットは短期間で見れば買われすぎの状態が続いている。
18日夕方にはムーディーズが米国のソブリン債見通しを中立から安定に引き上げており、これで債務上限問題が始まる前に大手エージェンシーによる直近の格下げリスクは失くなったと言える。
17-18日のバーナンキ議長による議会証言においては、17日の議会証言に続きバーナンキ議長は18日、引き締めへの3要因(経済の改善、労働市場の正常化、インフレの2%への回復)を挙げた。なお、「資産購入はウォール・ストリートよりもメイン・ストリートを助けてはいない」と発言していたが、18日夕方にデトロイト市が破産を申請(チャプター9)している。
また、今回の議会証言においては5月時と違い上下院において議員は14年1月で任期を終えるバーナンキ議長に去就への質問をせずに、ねぎらいの言葉をかけていた。ウォール・ストリート・ジャーナル紙による調査では14年1月に任期を終えるバーナンキ議長の後任への憶測では、イエレン副議長がリード、元経済顧問のサマーズ氏も有力とのこと。イエレン現副議長となれば、ドヴィッシュとして知られるなかで、バーナンキ議長路線(緩和政策の長期化)の継続への期待と言う意味では、サマーズ氏の方がマーケットにとっては不確実性を高めると言える。
マクロ経済では、バンク・オブ・アメリカが第2四半期GDP予想を0.9%に引き下げている。第2四半期の成長予想引き下げは続いており、これまでもモルガン・スタンレー(0.3%)、ソシエテ・ジェネラル(0.4%)、ゴールドマン・サックス(0.6%)、バークレイズが(0.5%)JPモルガンも1%にまで引き下げている。
個別銘柄では、マイクロソフト(MSFT)とグーグル(GOOG)が18日引け後に決算を発表。グーグルに関しては午後に売上が市場予想を下回ったとの噂が流れる中で、売られていた。その後に明らかになった結果は売上、一株当たり利益共に市場予想を下回っている。アナリストのなかではターゲットを1000ドルにまで予想する向きもあり、混んでいたとも言えるなか、サポートは860ドル台。半導体のAMD(AMD)は売上高、一株当たり利益共に市場予想を上回る決算を発表しているが、下落している。
海外ではスペインにおいて、国民によるラホイ首相への不満から同国での政情不安が増していると報じられている。ドイツにおいては、9月22日に連邦議会選挙を控えているなかで、メルケル独首相が結果は大きな差を生まないだろうと発言している。週初INSA-Meinungstrendによる調査で、メルケル独首相率いるドイツキリスト教民主同盟 (CDU)とキリスト教社会同盟 (CSU) と自由民主党 (FDP)の連立への支持は、全体の43%となっており、5割に満たなかった前回調査時の44%から更に下げている。
S&P 500は1.37安の1688.00前後で推移、ナスダック総合指数24.79ポイント安の3586.49ポイント前後で推移、ダウ平均株価は24.26ドル安の15524.28ドル。(日本時間22時35分時点)。《KG》
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