【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アルコニックスは下値切り上げ、指標割安、中期経営計画評価し年初来高値挑戦へ

2013年7月19日 09:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 非鉄金属専門商社のアルコニックス<3036>(東1)の株価が徐々に水準を切り上げて出直り態勢のようだ。指標面に割安感があり、強基調への回帰が期待されるだろう。

 軽金属・銅製品、電子・機能材、非鉄原料、建設・産業資材などを取り扱う専門商社で、特にレアメタル・レアアースに強みを持っている。5月に発表した中期経営計画では、重点戦略として川上・川中・川下でのM&A推進、レアメタル・電子・機能材・リサイクル分野の強化などを掲げ、16年3月期の経常利益50億円以上、純利益30億円以上、ROE13~15%程度などを目標値としている。

 今期(14年3月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比16.5%増の1920億円、営業利益が同9.5%増の36億円、経常利益が同14.1%増の33億円、純利益が同57.3%増の22億50百万円としている。レアメタル・レアアースの需要はやや低調だが、自動車関連やスマートフォン・タブレット関連が好調に推移し、子会社化した金属・化成品メーカーの米ユニバーティカル社、産業機械用精密加工部品メーカーの大羽精研も寄与する。なお8月9日に第1四半期(4月~6月)の業績発表を予定している。

 株価の動きを見ると、6月26日の直近安値1811円をボトムとして反発し、足元では2000円台を回復している。7月18日には2037円まで上値を伸ばす場面があった。水準を切り上げて出直り態勢のようだ。

 7月18日の終値2032円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS354円05銭で算出)は5~6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2414円98銭で算出)は0.8倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線を回復した。指標面に割安感があり、強基調へ回帰して5月22日の年初来高値2398円も視野に入りそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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