後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い新興市場銘柄に資金が集中

2013年7月17日 12:19

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記事提供元:フィスコ


*12:19JST 後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い新興市場銘柄に資金が集中

17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・米イベント控え手掛けづらいが下値の堅さは意識される
・ドル・円は99円38銭付近、ポジション調整的なドル買いが目立つ
・イベント待ちで手掛けづらい状況のなか、値動きの軽い新興市場銘柄に資金が集中

■米イベント控え手掛けづらいが下値の堅さは意識される

日経平均は反落。85.20円安の14513.92円(出来高概算17億6000万株)で前場の取引を終えている。16日の米国株式相場は、カンザスシティ連銀総裁による量的緩和の終了時期に関する発言が嫌気され、NYダウが4日ぶりに反落。シカゴ先物清算値が大証終値比較で85円安だったこともあり、売り先行で始まった。

ただし一時14460.56円まで下げ幅を広げる局面もみられたが、円相場が朝方から円安傾向に推移してきており、前引けにかけて下げ幅を縮めてきている。セクターでは、その他金融、不動産、食料品、精密機器、証券、石油石炭などが軟調。一方、任天堂<7974>のインパクトからその他製品が上昇率トップ。鉱業、空運、繊維、輸送用機器、鉄鋼などがしっかり。

17日の米国では地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表されるほか、バーナンキFRB議長が、下院金融委員会で金融政策について証言する。18日には上院銀行委員会で金融政策について証言するため、これを受けた株式相場の動向を見極めたいとするムードが買い手控えにつながっているようである。ただし、こう着とはいえ日経平均は5日線レベルでの底堅い値動きをみせている。トヨタ<7203>など自動車株は小幅ながら全般堅調であり、売り込みづらい。

指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、KDDI<9433>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの弱い値動きが重し。一方で、ソフトバンク<9984>が本日も堅調であり、日経平均を下支えしている。プログラム売買の影響を受けやすいだろうが、下値の堅さは意識されるとみておきたい。

■ドル・円は99円38銭付近、ポジション調整的なドル買いが目立つ

ドル・円は99円38銭付近で推移。ドル・円は一時99円55銭まで上昇。米量的緩和策の早期縮小観測は後退しているが、バーナンキFRB議長の議会証言を確認する前にポジション調整目的でドルを買う向きがいるようだ。

17日に行われるバーナンキFRB議長の議会証言では、量的緩和策の早期縮小を明示せず、ハト派的な見解が示されるのではないか、との見方が出ている。主要通貨に対するドル売りが再び強まる可能性があるが、量的緩和策の縮小が今年後半に始まるとの見方は残されており、ドル安がさらに進行する可能性については懐疑的な見方もある。

■今後のポイント

・FRB議長の議会証言前にポジション調整的なドル買い広がる
・日経平均株価の動向に対する関心は低い

12時18分時点のドル・円は99円38銭、ユーロ・円は130円60銭、ポンド・円は150円23銭、豪ドル・円は91円79銭付近で推移。上海総合指数は、2062.37(前日比-0.16%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・バーナンキFRB議長証言待ちも、ねじれ国会解消期待などで押し目買い意欲は強い
・イベント待ちで手掛けづらい状況のなか、値動きの軽い新興市場銘柄に資金が集中
・後場も様子見ムード優勢か、新興市場銘柄での短期値幅取りが継続へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

・12:45 5年国債入札の結果発表《KO》

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