後場に注目すべき3つのポイント~日銀は金融政策の現状維持を決定

2013年7月11日 12:22

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記事提供元:フィスコ


*12:22JST 後場に注目すべき3つのポイント~日銀は金融政策の現状維持を決定

11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・割安・出遅れ低位材料株の水準訂正狙い
・ドル・円は98円78銭付近、日銀は金融政策の現状維持を決定
・割安感の強い低位株やテーマ銘柄を中心に資金が向かう展開

■割安・出遅れ低位材料株の水準訂正狙い

日経平均は前日終値を挟んでのこう着。23.84円安の14392.76円(出来高概算12億9000万株)で前場の取引を終えた。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録、バーナンキFRB議長の講演で量的緩和早期縮小懸念が後退。これを受けて為替市場では円相場が1ドル98円台に円が上昇するなか、輸出関連などを中心に利益確定の売りが先行した。その後は先物主導によるプログラム買いからプラスに転じる局面もみられたが、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとの様子見ムードに。

セクターでは鉱業、ガラス土石、水産農林、金属製品、石油石炭、倉庫運輸などがしっかり。半面、パルプ紙、電気機器、銀行、化学などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の過半数を占めている。物色はMUTOH<7999>、黒崎播磨<5352>、群栄化<4229>など、個人主体の材料銘柄にシフトしている。

日銀は金融政策決定会合で国内の景気判断を引き上げる見通し。前回の決定会合では、景気判断を「持ち直している」と上方修正したが、今回の会合でも、もう一段引き上げる方向で議論する見通しである。サプライズは期待しづらいが、アベノミクス効果などの表れを評価する動きが強まるかが注目される。

物色については、引き続き個人主体による材料株の循環的な物色となろう。3Dプリンター、iPS関連などが物色されているが、出遅れ感の強い銘柄の水準訂正を狙った動きも目立っている。PBR1倍割れなど、割安感が意識されている低位株などにも資金が向かいやすいだろう。

■ドル・円は98円78銭付近、日銀は金融政策の現状維持を決定

ドル・円は98円78銭付近で推移。日銀は金融政策の現状維持を決定。現状維持は想定の範囲内であったが、一部の短期筋がドル売りを仕掛けたことで、ドル・円は98円59銭まで反落した。日銀による追加緩和の思惑が浮上していたが、金融政策は今回も現状維持との見方は少なくなかった。

■今後のポイント

・日銀は追加緩和策を導入せず→リスク選好的な円売りはやや縮小する可能性
・持との見方→投機的なドル売り・円買いのフロー

12時20分時点のドル・円は98円78銭、ユーロ・円は129円37銭、ポンド・円は149円28銭、豪ドル・円は91円57銭付近で推移。上海総合指数は、2045.39(前日比+1.86%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日銀は金融政策の現状維持を決定、ドル・円は再度98円台に
・割安感の強い低位株やテーマ銘柄を中心に資金が向かう展開
・後場は主力株中心に見送りの公算、材料株での値幅取りに終始か

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:30 みずほ証券、当面の需給テクニカルの注目点(東証)
13:00 経済同友会、夏季セミナー(13日まで、福島いわき市)
14:30 投信概況(東証)(投資信託協会、6月)
15:30 黒田東彦日本銀行総裁、記者会見(日銀本店)

<海外>

15:45 仏・消費者物価指数(6月)《KO》

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