前場に注目すべき3つのポイント~98円台まで円高進行、中小型株の需給動向を注視へ

2013年7月11日 08:31

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記事提供元:フィスコ


*08:31JST 前場に注目すべき3つのポイント~98円台まで円高進行、中小型株の需給動向を注視へ

11日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:個人主体による材料系の銘柄にシフトしやすい地合い
■外資系証券の注文動向:差し引き450万株の買い越し
■前場の注目材料:中小型株の需給動向を注視、3Dプリンター関連が材料株物色の羅針盤にも

■個人主体による材料系の銘柄にシフトしやすい地合い

☆日経225想定レンジ:上限14450円-下限14250円

11日の東京市場は、利食い優勢の相場展開になろう。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録では、多くの委員が量的緩和の縮小を開始する前に、一段の雇用の回復を確認する必要があると指摘していたことが判明。また、バーナンキFRB議長の講演では「当面は非常に緩和的な金融政策が必要」との発言により、量的緩和早期縮小懸念が後退している。為替市場では円相場が1ドル98円台後半と、円高に振れている流れから、輸出関連などへは利益確定の売りが先行しやすいだろう。

また、日銀は金融政策決定会合で国内の景気判断を引き上げる見通し。前回の決定会合では、景気判断を「持ち直している」と上方修正したが、今回の会合でも、もう一段引き上げる方向で議論する見通しである。アベノミクス効果などの表れを評価する動きとなれば、先物主導によるプログラム買いが日経平均を押し上げてくる可能性はありそうだが、サプライズは期待しづらい。

物色の流れとしては、引き続き個人主体による材料系の銘柄にシフトしやすいと考えられる。10日の東京市場では3Dプリンター関連を中心にTPP、猛暑関連などに資金が集まっていた。3Dプリンター関連への物色が持続するようだと、短期筋の資金回転が利きやすくなり、材料株物色が一段と活発化するだろう。

■外資系証券の注文動向:差し引き450万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1080万株、買い1530万株、差し引き450万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

7月4日(木):970万株の買い越し
7月5日(金):560万株の買い越し
7月8日(月):750万株の買い越し
7月9日(火):2200万株の買い越し
7月10日(水):350万株の買い越し

■前場の注目材料

・ドル・円が98円台まで円高進行、慎重姿勢のなか日銀会合の結果を見極めへ
・中小型株の需給動向を注視、3Dプリンター関連が材料株物色の羅針盤にも
・iPS細胞関連の動向に注目、内需・ディフェンシブとして猛暑関連への関心も継続か

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 機械受注(5月)
08:50 対外対内証券売買(前週分、財務省)
08:50 マネタリーサーベイ(5月、日本銀行)
09:00 日本銀行、政策委員会・金融政策決定会合(2日目、終了後直ちに結果公表、経済・物価情勢の展望の中間評価も)
11:00 オフィス空室状況(6月末、三鬼商事)

<海外>

10:30 豪・失業率(6月)《KO》

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