【株式評論家の視点】クミアイ化学は今期の増額機運が強い、期待大きい除草剤の新製品

2013年7月10日 09:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  クミアイ化学 <4996> の出直りにリズムが出てきた。5月20日の高値789円からの整理は6月7日の502円で大底を確認、6月27日の521円でダメ押しを入れ、戻り足を強めてきたところ。さらに、ここへきてアナリスト筋の好業績見通しが広がるにつれ、市場の見直し人気が高まることが予想される。

  今2013年10月期の4月中間決算は売上げが305億200万円と前年同期比8.7%増を確保、営業利益も25億2900万円と、同6.9%増を達成した。国内の水稲用除草剤では「ピリミスルファン剤」、「トップガン剤」、「ウルフ剤」などのシェアアップが進み、園芸用では、新規殺菌剤「ファンタジスタ」、「ファンベル」が好調に推移。海外向けでは2012年に米国で登録した除草剤「ピロキサスルホン」の好調が目立った。

  ただ、今10月期の通期については売上げ486億円と前期比10.0%増、営業利益18億円、同8.6%増の見通しを据え置いた。特に、営業利益の18億円は中間の実績25億2900万円を大きく下回るもの。季節的な修正があるにしても、アナリスト筋ではやや慎重に過ぎるとの見方が多く、営業利益は24億円への増額が有力と見られている。

  今後の収益拡大への原動力として注目されているのが除草剤「ピロキサスルホン」。小麦や大豆、棉、トウモロコシ、ジャガイモ、タマネギなどの多くの農作物に適用を持ち、既存薬に比べて約10分の1の低薬量で高い効果が期待できる。農薬登録は豪州、米国、カナダ、南アフリカで取得しており、来期以降に収益寄与が本格化するものと見られる。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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