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【株式評論家の視点】J・フロントリテイリングは新ビジネスモデルを構築中、連続増益基調へ
<銘柄の見所>
J・フロントリテイリング <3086> が切り返しの動きに転じ、7月3日には837円と、4月9日の年初来高値960円が視野に入る強い動きを見せている。株高などを背景にした資産効果による、業績好調が視点だが、そのほか都心一等地に保有する土地の含み資産、連結子会社化したパルコの収益寄与による増益率の高さなども評価要素に加わり、同業他社に比べ、圧倒的な株価復元力の強さを見せつけている。
今2014年2月期の第1四半期決算は営業利益が88億円と、前年同期の42億円から急増した。20128月に連結子会社化したパルコ <8251> が本格的に収益寄与しているほか、販売業務の専門化などによる運営体制の効率化や人材の外部派遣、人事制度の見直しといった組織・要員構造改革も利益を押し上げている。
第2四半期に入っても、百貨店事業の6月の売上高(速報、既存店ベース)は前年同月比15.4%増と、第1四半期の8.6%増から、さらに売上げを伸ばす状況が続いている。美術宝飾品など高額品の好調が継続しているほか、ワンピース、サンダルなど盛夏ファッションが売上げを伸ばしたことが要因。第1・四半期が終わっただけなので、と据え置かれた今2月期の営業利益400億円(前期比29%増)については、増額修正との見方でアナリスト筋の見方は一致している。ここへきて株価が持ち直し基調を強めていることも、収益アップへの期待感を刺激するところだ。
現在、新しい百貨店ビジネスモデル」の構築に向け邁進中だ。従来の百貨店ビジネスモデルが抱える、「マーケット対応力の弱さ」「高コスト構造」という構造的課題を克服するため、百貨店が本来得意とする中級から高級ゾーンの品揃えの維持・強化に加え、「ライフスタイルのカジュアル化」「節約志向・価格志向」というマーケットの大きな流れの変化に対応する、「高効率経営体制の実現」に取り組んでいる。海外での事業展開にも積極的に取り組んでいく。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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