後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い材料株での短期値幅取り狙いが継続

2013年7月5日 12:17

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記事提供元:フィスコ


*12:17JST 後場に注目すべき3つのポイント~値動きの軽い材料株での短期値幅取り狙いが継続

5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・買い一巡後のこう着は想定内、相当堅調な展開に映る
・ドル・円は100円19銭付近、100円50銭付近のドル売りオーダーが上値を抑制
・3Dプリンター関連に短期資金の矛先、材料株での値幅取りの動きは今日も活発

■買い一巡後のこう着は想定内、相当堅調な展開に映る

日経平均は大幅に反発。175.46円高の14194.39円(出来高概算14億2000万株)で前場の取引を終えた。欧州市場の上昇が安心感につながった。欧州では、イングランド銀行(英中銀)や欧州中央銀行(ECB)が緩和政策の継続を示したことが材料視され、大幅に反発。また、ポルトガル国債の利回りが低下したことも欧州市場の上昇につながったようである。為替市場では円相場が再び1ドル100円台に乗せてきており、輸出関連などを中心に幅広いセクターが買い先行となった。

ただ、休場明けの米国では雇用統計の発表が控えていることもあり、買い一巡後はこう着感が強まっている。日経平均は一時14200円を回復する局面をみせているが、日中値幅は70円程度にとどまっている。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、鉱業、証券、ガラス土石、電気機器、繊維、その他製品、機械などが堅調。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の7割を占めている。

日経平均はギャップ・アップで始まった後はこう着感の強い展開が続いている。もっとも、買い一巡後のこう着は想定内であり、寄付き水準を上回っている状況からは、相当堅調な展開に映る。大引けにかけては米雇用統計の結果を見極めたいとのポジション調整の動きが意識されるが、全体としては強含みの相場展開が続くとみておきたい。

また、材料系の銘柄が堅調である。個人主体の物色が活発であり、先高期待が高まる状況であろう。資金回転は速いと考えられるが、政策をテーマとした銘柄のほか、相対的に出遅れている銘柄を見直す動きに広がりが見られてきている。

■ドル・円は100円19銭付近、100円50銭付近のドル売りオーダーが上値を抑制

ドル・円は100円19銭付近で推移。午前中の取引でドル・円は100円47銭まで上昇したが、100円50銭付近には利食い目的とみられるドル売りオーダーが置かれており、ドル・円の上昇を抑制した。今日発表される米6月雇用統計に対する期待は高いが、指標発表前にドル買いポジションを積み上げる動きは特に確認されていない。

■今後のポイント

・6月の米雇用統計内容の改善を期待してドルは堅調推移との見方

12時13分時点のドル・円は100円19銭、ユーロ・円は129円23銭、ポンド・円は150円76銭、豪ドル・円は91円46銭付近で推移。上海総合指数は、2011.15(前日比+0.25%)で推移している。

■後場のチェック銘柄

・欧州株高などで日経平均は強含みに推移、主力の輸出関連を中心に上昇
・3Dプリンター関連に短期資金の矛先、材料株での値幅取りの動きは今日も活発
・後場は様子見ムードが強まるか、値動きの軽い材料株での短期値幅取りに終始へ

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

13:00 携帯電話純増数と累計契約数を公表(KDDI、ソフトバンク、NTTドコモ、6月)
14:00 5月景気動向指数CI速報値:先行指数(予想:101.2、4月:99.0)、一致指数(予想:96.2、4月:95.3)

<海外>

16:15 スイス・6月消費者物価指数(前年比予想:-0.4%、5月:-0.5%)《KO》

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