関連記事
【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】ティー・ワイ・オーは週足チャートが底入れ、不採算事業撤退進め一段の収益改善へ
■今期配当増配
TV-CM制作大手のティー・ワイ・オー<4358>(JQS)の株価は底入れした可能性がありそうだ。前週の週足は長い下ヒゲをつけ、終値では26週線をキープした。
TV-CM制作事業を主力として、WEB広告などのマーケティング・コミュニケーション事業も展開している。不採算事業の縮小・撤退・売却などによる構造改革を進めており、海外子会社に続いて5月31日には不採算のテオーリア事業を譲渡した。収益管理徹底などの施策も寄与して一段の収益改善が期待されるだろう。
6月27日に今期(13年7月期)連結業績見通しの営業利益と経常利益の減額、そして純利益の増額修正を発表し、売上高が前期比3.5%増の250億円、営業利益が同3.3%減の14億円、経常利益が同16.2%増の12億70百万円、純利益が同34.8%減の7億30百万円とした。先行投資に伴う人件費増加で営業利益を減額したが、TV-CM制作事業の受注が好調であり、マーケティング・コミュニケーション事業もWEBを中心に受注が好調である。
6月12日に発表した第3四半期累計(12年8月~13年4月)連結業績は前年同期比2.1%増収、同14.8%営業減益で、6月27日修正後の通期予想に対する進捗率は売上高が72.0%、営業利益が72.9%、経常利益が76.0%、純利益が90.3%となる。純利益は再増額の可能性がありそうだ。来期(14年7月期)については主力事業の好調に加えて、構造改革効果も寄与して好業績が期待されるだろう。
なお6月27日には、期末配当について従来予想の2円を3円(前期比1円増配)に増額修正するとともに、14年1月末からの株主優待制度再開も発表した。さらに8月1日付で単元株株式数を500株から100株に変更することも発表した。
株価の動きを見ると、6月5日の戻り高値201円から反落して、6月26日には118円まで調整した。しかし配当増額修正も好感して6月27日と6月28日には急反発して140円台に戻している。
6月28日の終値148円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS12円22銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間3円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS58円32銭で算出)は2.5倍近辺だ。好狙い場といえる。(水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】第一商品は「下ヒゲ」足の出現で底打ち感、今期の大幅増収増益で狙い場に(2013/06/28)
・【編集長の視点】ニチバンは高値肉薄、連続の2ケタ増益業績を評価して値ごろバリュー株買いが増勢(2013/06/28)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
