【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】川崎近海汽船は電力用石炭輸送好調で業績上振れも、株価は下値固まる、指標割安

2013年6月28日 09:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 川崎近海汽船<9179>(東2)の株価は6月7日の242円をボトムに下値を固めている。27日も5円高の259円と堅調だ。指標面の割安感が支援材料であり、出直り展開が期待される。

 今期(14年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比2.4%増の435億円、営業利益が同0.7%減の17億50百万円、経常利益が同2.8%減の16億円、純利益が同6.7%減の10億円としている。近海部門では電力用石炭輸送が堅調に推移する見込みで、内航部門ではフェリー輸送の新造船投入も寄与する。

 6月27日には、新造フェリー「シルバーエイト」が6月30日に営業航海(八戸~苫小牧)を開始すると発表した。今期は燃料費高などで営業微減益見込みとしているが、会社予想は保守的な印象が強いだけに、上振れの可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、300円近辺でのボックスレンジから下放れて、6月7日には242円まで調整する場面があった。しかし6月7日安値をボトムとして徐々に水準を切り上げている。6月24日には270円まで戻す場面があった。調整一巡した可能性があるだろう。

 6月27日の終値259円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS34円06銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円で算出)は3.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS741円49銭で算出)は0.3倍近辺である。指標面の割安感が強いだけに出遅れ銘柄としても注目され、25日移動平均線を突破すれば出直りの動きに弾みが付くだろう。(水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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