27日の中国本土市場概況:7日続落、金融不安が燻り後場値を消す展開に

2013年6月27日 17:03

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記事提供元:フィスコ


*17:03JST 27日の中国本土市場概況:7日続落、金融不安が燻り後場値を消す展開に

27日の中国本土市場で上海総合指数は小幅に7営業日続落。前日比1.48ポイント安(-0.08%)の1950.01で取引を終え、連日で年初来安値を更新した。深セン成分指数は同22.07ポイント安(-0.29%)の7544.33と反落した。

上海総合指数は買い戻し優勢でスタート。国家外貨管理局が適格海外機関投資家(QFII)などに対し、新たな投資枠を付与したことが支援材料。また、この日発表された1-5月の工業企業利益の伸び率が加速したことで、成長鈍化懸念がやや後退した。ただ、指数は後場に入って値を消す展開に。銀行間市場での流動性不足は当面続くとの見方から金融不安が燻る中、結局マイナス圏でこの日の取引を終えた。

中国人民銀行(中央銀行)はこの日、毎週火曜と木曜に行う定例の公開市場操作(オペ)を見送った。これについて市場では、大幅な流動性の供給には慎重な人民銀の姿勢を反映しているとの指摘がみられる。人民銀は資産バブルや「影の銀行(シャドーバンキング)」問題の解決に向けて、厳しい姿勢で金融市場のてこ入れに臨んでいるという。

ただ、個別に材料の出たセクターは堅調だった。26日の国務院(内閣に相当)常務会議で、老朽市街地(棚戸区)の整備を加速する方針が確認されたのを受けて、セメント株が上昇。また、環境関連の一角も買われた。中国政府が水質・大気汚染対策として、3兆7000億元(約60兆円)規模の投資を行うとの報道が好感された。《KO》

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