朝のドル・円は上げ幅を拡大、ドル高が量的緩和縮小の重しになる可能性も

2013年6月24日 08:44

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記事提供元:フィスコ


*08:44JST 朝のドル・円は上げ幅を拡大、ドル高が量的緩和縮小の重しになる可能性も
24日の外国為替市場でドル・円は堅調推移。アジア時間早朝には一時97円89銭から98円51銭まで上げ幅を拡げる場面がみられた。

米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が量的緩和第3弾(QE3)の早期縮小の可能性に触れたことでリスクプレミアムが上昇し、これまでキャリートレードで運用していた通貨と新興国通貨の対ドルでの下落が継続するとの見方が浮上。米国債利回りは前週末21日に約2年ぶりの高水準に達したが、これが新興国通貨からの資金流出を加速させる「負のフィードバック・ループ」(ドイツ銀行)を生み出すリスクが高まっている。

一方、ドル高は米国の成長減速とインフレ鈍化につながるため、FRBによる債券購入を縮小させる可能性を一層低くさせるとの意見も。バーナンキ議長によるQE3縮小示唆については、米セントルイス連銀のブラード総裁が「タイミングが悪い」と指摘するなど、FRBの債券購入プログラムの縮小開始が先延ばしされる可能性も残っている。

ブラード総裁はQE縮小計画を提示する前に、インフレ率が目標水準に戻る見通しを説明すべきだと述べており、ドル高がQE縮小開始に微妙な影を投げかけている。《RS》

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