21日の香港市場概況:4日続落も下げ幅縮小、中国の短期金利下落で金融不安がやや緩和

2013年6月21日 17:39

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記事提供元:フィスコ


*17:39JST 21日の香港市場概況:4日続落も下げ幅縮小、中国の短期金利下落で金融不安がやや緩和

21日の香港市場では主要指数のハンセン指数が4日続落となり、前日比119.56ポイント安(-0.59%)の20263.31で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同27.83ポイント安(-0.30%)の9237.47、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同34.07ポイント安(-0.87%)の3862.71だった。

ハンセン指数は寄り付きで節目の20000を割り込み、大幅安でのスタートとなった。米量的緩和終了への道筋が明確になったことを受けて、世界的な株安の流れが継続。また、前日に発表された中国の景況感指数が市場予想を下回ったこともあり、新興国株や商品市場からの資金引き揚げの動きが続いた。さらには、中国で20日に短期金利が急騰し、金融システム不安が強まった。

ただ、その後は下げ渋り、20000の大台を再び回復。この日の中国の短期金融市場で7日物レポ金利などが低下傾向を示したことで、流動性ひっ迫への警戒感はやや緩和された。足元の株価急落で値ごろ感も強まっていただけに、後場に入ると一段と下げ幅を縮小。一時は小高くなる場面も見られた。

ハンセン指数の構成銘柄では、銀河娯楽(00027/HK)が8.38%安で値下がり率1位。JPモルガン・チェースは目先の好材料はすべて織り込まれたとして、同社の投資判断を「ニュートラル」に引き下げた。同業のサンズ・チャイナ(01928/HK)も連れ安し、3.86%下落した。

半面、中国建設銀行(00939/HK)や中国工商銀行(01398/HK)など本土系銀行が後場に切り返した。流動性懸念がやや緩和されたのに加え、足元で売り込まれた反動で買い戻しが進んだ。中国中煤能源(01898/HK)や中国神華能源(01088/HK)など石炭株も高い。

その他の個別銘柄では、中興通訊(00763/HK)が2.35%安。米国際貿易委員会(ITC)が特許侵害の疑いで調査を開始したと報じられている。一方、中国龍工(03339/HK)が4.52%上昇。6月中間決算で増益となる見通しを示したことが好感された。《KO》

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