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14日の米国市場ダイジェスト:ダウは105ドル安、IMFの成長見通し引き下げなどを嫌気
*07:19JST 14日の米国市場ダイジェスト:ダウは105ドル安、IMFの成長見通し引き下げなどを嫌気
■NY株式:ダウは105ドル安、IMFの成長見通し引き下げや経済指標を嫌気
NYダウ ナスダック
終値 :15070.18 終値 :3423.56
前日比:-105.90 前日比:-21.81
始値 :15178.08 始値 :3442.31
高値 :15205.92 高値 :3448.40
安値 :15044.80 安値 :3419.32
14日の米国株式相場は下落。ダウ平均は105.90ドル安の15070.18、ナスダックは21.81ポイント安の3423.56で取引を終了した。国際通貨基金(IMF)が米国の2014年経済成長見通しを従来の3%から2.7%へと引き下げたことや、5月鉱工業生産や6月ミシガン大学消費者信頼感指数が相次いで予想を下回ったことで軟調推移となった。セクター別では、不動産や公益事業が上昇する一方、銀行や各種金融が下落した。
ビデオゲーム小売のゲームストップ(GME)は、ソニー<6758>やマイクロソフト(MSFT)の次世代ゲーム機の発売が業績を後押しするとの見方から上昇。ケーブルテレビのタイム・ワーナー・ケーブル(TWC)は、リバティーメディア(LMCA)による買収観測で買われた。一方で住宅金利の上昇で借換え需要が落ち込むとの見方からバンク・オブ・アメリカ(BAC)やウェルズ・ファーゴ(WFC)が軟調。石炭のウォルター・エナジー(WLT)は市況悪化を理由に、予定していた15.5億ドルの借換えを中止したことを明らかにして急落となった。
来週のFOMC(連邦公開市場委員会)の結果を見極めたいとの思惑から、一旦ポジションを手仕舞う動きが広がったようだ。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は94円30銭、日経平均先物の下落に連れた円買いも
ドル・円は95円33銭まで上昇後、93円98銭へ下落し、94円30銭で引けた。予想を上回った米国5月の生産者物価指数(PPI)を受けてドル買いが優勢となり上昇後、予想外に低下した米国6月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値を嫌気したドル売りの再開、日経平均先物の下落に連れた円買いやロンドンフィキシングでの円買いが強まり下落した。
ユーロ・ドルは、1.3295ドルまで下落後、1.3350ドルまで反発し1.3340ドルで引けた。米国インフレ指標の上昇を受けたドル買いが一時優勢となったが、米国債券利回りが引き続き低下したことに伴うドル売りが優勢となった。ユーロ・円は、127円02銭から125円20銭へ下落した。株安に連れたリスク回避の円買いが強まった。
ポンド・ドルは、1.5621ドルから1.5704ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.9270フランへ上昇後、0.9198フランへ反落した。
■NY原油:続伸で97.85ドル、買い継続で年初来高値更新
NY原油は続伸(NYMEX原油7月限終値:97.85 ↑1.16)。2日に91.26ドルまで下落した後の買いの動きが週末まで続き、通常取引開始後に98.25ドルまで年初来高値を更新した後も高値圏での動きを維持した。ウエスト・テキサス・インターメディエイト(WTI)は、4月の安値(85.61ドル)をヘッドとして、3月下旬からリバース・ヘッド&ショルダー形成が続いている。
12日夜に米国や欧州でシリア政府が化学兵器を使用していることを認めている。米国はシリアの反体制側へのサポートをオバマ大統領が承認しているが一方で、ロシア政府が確固たる証拠はないと逆の立場を取っている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 13.07ドル -0.14ドル(-1.06%)
モルガン・スタンレー(MS) 25.83ドル -0.54ドル(-2.05%)
ゴールドマン・サックス(GS)162.92ドル -2.90ドル(-1.75%)
インテル(INTC) 24.92ドル -0.07ドル(-0.28%)
アップル(AAPL) 430.05ドル -5.92ドル(-1.36%)
グーグル(GOOG) 875.04ドル -1.96ドル(-0.22%)
フェイスブック(FB) 23.63ドル -0.10ドル(-0.42%)
キャタピラー(CAT) 83.87ドル -1.27ドル(-1.49%)
アルコア(AA) 8.12ドル -0.08ドル(-0.98%)
ウォルマート(WMT) 74.87ドル -0.13ドル(-0.17%)《KO》
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