米国株式相場 上昇、経済指標を好感

2013年6月14日 05:57

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記事提供元:フィスコ


*05:57JST 米国株式相場 上昇、経済指標を好感

米国株式相場は上昇。ダウ平均は180.85ドル高の15176.08、ナスダックは44.94ポイント高の3445.37で取引を終了した。朝方は売りが先行したものの、5月小売売上高が予想を上回ったほか、週間新規失業保険申請件数も予想よりも少なかったことが好感され、終日堅調推移となった。セクター別でも全面高となっており、特に不動産やメディアの上昇が目立った。

新聞社のガネット(GCI)は地方テレビ局のベロ・コープ(BLC)の買収を発表して両社とも大幅上昇。食料品スーパーのセーフウェイ(SWY)は、カナダ事業の売却を発表して堅調推移となった。家電小売のベストバイ(BBY)は店舗内にマイクロソフト(MSFT)の商品専用コーナーを設けることを明らかにして上昇。一方で宝飾品小売のティファニー(TIF)は、円相場の乱高下による業績への影響を懸念する見方から下落。化学のウィリアムズ・カンパニー(WMB)はルイジアナ州のプラントで爆発事故があり、軟調推移となった。

変動率の高い日本株や、円相場による米国株式相場への影響を懸念する見方が増えてきている。《KG》

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