米株式:上昇、最近は上昇時に売りのプレッシャー目立つ

2013年6月12日 23:30

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記事提供元:フィスコ


*23:31JST 米株式:上昇、最近は上昇時に売りのプレッシャー目立つ

米株式市場

上昇。S&P500現物は6日につけた1598.23をヘッドとし、3日につけた1622.72と11日の安値1622.92でインバース・ヘッド&ショルダーを形成している。短期的には1653付近までの回復が望まれる一方で、最近は上昇時には売りの動きが目立つ。SP500が次に1600や50日移動平均線を割れば、大きな売りの動きが望まれる。ただ、19日のバーナンキ議長によるプレスカンファレンスがマーケットを動かすと見られているのならば、この前に大きくマーケットが動く可能性は低い。12日もギャップアップして寄り付いた後に上げ幅を縮小しているが、現在のところS&P500は11日のトレーディングレンジで推移している。アップル(AAPL)が6月5日以降、上値の重い動きをしていることも注目される。アップルのサポートは419ドル付近。

一か月前の5月10日に、ウォール・ストリート・ジャーナル紙のヒルゼンラス氏が「連銀は景気刺激策からの出口を計画」と題したレポートを発表した後、資産購入縮小への思惑が続く中で、6月18-19日の連邦公開市場委員会後のバーナンキ議長によるプレスカンファレンス前を1週間後に控えている。

ゴールドマン・サックスのハツィアス氏は「12月から資産購入縮小を開始するとの見通しに変更ない。国内経済はISMなどのデータを見れば改善しておらず、労働市場にも懸念が残る。失業率は低下しているもの、労働参加率の停滞が主因。雇用はポテンシャルから4%ほど乖離しているとの見方」との見解を示している。同氏は先週、ブルームバーグTVのインタビューにおいて「2%の経済成長の持続とインフレが連銀の目標(コアで1.5-1.6%)を大きく下回る間は、12月まで縮小はないだろう。一方で、非農業部門雇用者数が20万人を超える状態が続きコアインフレが加速すれば早期の縮小が見込める」と発言、スタンスに変更はない。

なお、19日までにバーナンキ議長による発言などは予定されていない。

12日の連銀による資産購入は12.5-17.5億ドルとの予定で、比較的小規模となっている。

海外関連では、11日引け後にMSCIが先進国指数に取り入れていたギリシャを新興国に細分類する見通しを発表していている。

S&P 500は3.58高の1629.71前後で推移、ナスダック総合指数1.01ポイント高の3437.96ポイント前後で推移、ダウ平均株価は36.45ドル高の15158.47ドル。(日本時間22時25分時点)。《KG》

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