日経平均は続伸、先物に振られる不安定な動きが継続/相場概況

2013年5月29日 15:20

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記事提供元:フィスコ

[相場概況]

15:08JST 日経平均は続伸、先物に振られる不安定な動きが継続

 日経平均は続伸。昨晩の欧米株高や円安進行が追い風となり、主力株を中心に買い先行でスタートした。ただし、米国債券市場の大幅下落を受けて、国内債券市場や長期金利の動向を睨んで神経質な展開となったほか、先物に振られる不安定な動きも継続し、大引けにかけては急速に伸び悩んだ。

 大引けの日経平均は前日比14.48円高の14326.46円となった。東証1部の売買高は39億1082万株、売買代金は3兆1269億円。業種別では、電気・ガスや保険、その他金融、金属製品、サービス、機械、医薬品、情報・通信、ゴム製品などが上昇。一方、鉄鋼やパルプ・紙、石油・石炭、非鉄金属、不動産、海運などが軟調だった。

 個別では、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>など、銀行株が堅調。また、中部電<9502>や関西電<9503>など、電力株の一角が大幅高となった。一方、ファストリ<9983>やファナック<6954>など、日経平均寄与度の大きい銘柄が軟調。その他、長期金利の先行き不透明感が嫌気され、三菱地所<8802>や住友不<8830>など、不動産株の下落も目立っていた。

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