【編集長の視点】アートスパークホールディングスは上場来高値に肉薄、1Qの高利益進捗率業績をテコに割安株買いが増勢

2013年5月13日 10:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  アートスパークホールディングス <3663> (東2)は、20円高の445円と急続伸し、今年5月9日につけた昨年4月2日の新規上場以来の高値450円に肉薄している。今年4月26日に発表した今12月期第1四半期(1Q)の好決算の高評価が続き、割安修正買いが増勢となっている。

  同社は、セルシスとエイチアイが、昨年4月に共同株式移転方式により持株会社を設立、新規上場された。

  前12月期純利益は、経営統合により決算期間が短縮される変則決算となり、希望退職者募集の事業改革費用など10億円強の特別損失計上で新規上場時予想が下方修正して着地、13億5000万円の赤字となった。

  今期業績は、特別損失一巡に加え、ミドルウェアのユザーインターフェイス(UI)とユーザーエクスペリエンス(UX)をトータルで提供するUI・UX事業で顧客需要が旺盛に推移、コンテンツソリューション事業でも電子書籍ビューワアプリが好調に推移することなどから黒字転換、売り上げを37億円、純利益を9000万円と予想した。

  これに対して1Q業績は、売り上げが11億5200万円、純利益が2億300万円と伸び、売り上げは通期予想業績対比で31%の進捗率と目安の25%を上回り、純利益は、通期業績を2倍以上上回った。

  この好業績について同社は、今期第2四半期以降に計上される予定の利益率の高いUI・UX事業のライセンス収入の一部が1Qに前倒し計上されたことによるものとして第2四半期累計・通期業績の変更を行わなかったが、決算期進行とともに上ぶれ期待も高まってくる。

  株価は、昨年4月の新規上場時につけた419円高値から179円まで調整、今期業績の黒字転換予想で379円の戻り高値をつけ、1Q好決算とともにストップ高を交えて最高値まで急伸、高値もみ合い場面にあった。PERは、12月通期1株利益13.5円ベースでは32倍台と割高となるが、1Q1株純利益30.6円ベースでは14倍台と割安放置が歴然となり、経営統合前にはセルシスが、電子書籍関連の人気常連株として4ケタ台の株価をつけていたこともあり、上値挑戦が続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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