中小型はバイオからIT関連にシフトか/ランチタイムコメント

2013年5月9日 12:23

印刷

記事提供元:フィスコ

[ランチタイムコメント]

11:49JST 中小型はバイオからIT関連にシフトか

 日経平均は続伸。96.30円高の14381.99円(出来高概算19億8000万株)で前場の取引を終えた。8日の米国市場ではNYダウが連日で最高値を更新するなど、先進国の金融緩和を背景とした先高感が強く、買い優勢のスタートに。また、8日大引け後に決算を発表したトヨタ<7203>が連日で年初来高値を更新していることも安心感につながっている。日経平均はじり高基調が続くなか、前場半ばには一時14400円を回復する局面をみせている。

 ただし、先進国の金融緩和政策の流れから為替市場では円安が一服する格好となり、買い一巡後は利益確定に向かう銘柄が散見されてきている。また、タカラバイオ<4974>が高値更新後に利食いに押されるなか、他のバイオ関連株も一斉に利益確定が強まるなど、値動きの荒さも目立ってきている。そのため、短期筋についても、やや慎重姿勢に。セクターではゴム製品、医薬品、その他製品、倉庫運輸、海運などが下落。一方で、証券、通信、パルプ紙、輸送用機器などがしっかり。

 ソフトバンク<9984>、KDDI<9433>など通信やトヨタ<7203>などの自動車が堅調であり、日経平均は高値圏での推移が続いている。一方、バイオ関連が一斉に利益確定の売りに押されており、強い上昇が続いていた中小型株の一角には、いったん利益確定する動きに。また、本日はビッグデータ、大衆薬のネット販売、社会保障・税の共通番号(マイナンバー)法案成立、サイバー攻撃に対抗する「情報セキュリティ庁」創設など、IT関連への材料が豊富ななか、物色対象がIT関連へシフトしている面もあろう。

 そのほかバイオ株の下げの影響から、マザーズ指数が下げに転じている。昨日のマザーズ指数は失速する局面がみられたが、その後すかさず切り返していた。同様の動きがみられないようだと、資金の逃げ足が速くなるため、乱高下の動きが目立つことにつながる。決算発表は明日が集中日となるほか、オプションSQとなるため、手掛けづらさも意識されそうである。

関連記事