【アナリストの眼】サクセスホールディングスは待機児童解消対策関連、今期29%増益と好調、株価出直りへ

2013年5月2日 09:18

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  保育園運営のサクセスホールディングス <6065> (JQS)に注目したい。株価は待機児童解消対策関連として大幅に上昇した。足元では目先的な値幅調整が完了して再動意の構えを見せている。

  病院・大学・企業の事業所内保育施設運営を受託する受託保育事業と、認可保育園・認証保育所・学童クラブ・児童館・全児童対策事業施設など公的保育施設を運営する公的保育事業を展開している。前期末時点の施設数は受託保育事業が151施設、公的保育事業が54施設となった。

  今期(13年12月期)連結業績見通しは、売上高が前期比15.9%増の83億97百万円、営業利益が同28.9%増の5億32百万円、経常利益が同6.1%増の7億円、純利益が同5.0%増の3億70百万円の増収増益見込みとしている。待機児童解消が遅れている都市部では保育サービスの需要が旺盛であり、利用者数増加、施設稼働率上昇、施設運営効率化が寄与する模様だ。

  なお4月24日付で東証2部市場に上場してJASDAQ市場との重複上場となったが、経費削減のため4月26日付でJASDAQ市場の上場廃止を申請している。

  株価の動き(JQS)を見ると待機児童解消対策関連を材料視し、さらに東証2部上場も好感して4月23日の3775円まで大幅上昇した。急騰の反動で4月26日には2551円まで調整したが、5月1日には2940円まで戻す場面があった。利益確定売りが一巡して好業績を再評価する動きだろう。5月1日の終値2910円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS70円76銭で算出)は41倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間配当25円で算出)は0.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS266円24銭で算出)は11倍近辺である。

  4月23日の3775円から4月26日の2551円まで1224円調整したが、4月2日の直近安値1302円から4月23日の3775円までの上昇幅2473円のほぼ半値押し水準から反発した形である。過熱感を残しているが、目先的な利益確定売りが一巡して再動意の構えのようだ。待機児童解消、子育て支援拡充、働く女性支援という国の重点政策関連であり、中期的な成長期待を支援材料として高値を試す展開が期待されるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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