アールテック・ウエノ:遺伝子組換え人血清アルブミン点眼液のドライアイ治療薬としてのIND申請がFDAに承認される

2013年4月28日 07:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■第1相/第2相臨床試験を開始することが可能となる

  創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ<4573>(JQS)は26日、遺伝子組換え人血清アルブミン点眼液(以下、RU-101点眼液)のドライアイ治療薬としてのIND(Investigational New Drug)申請がFDA(米国食品医薬品局)に承認されたと発表した。

  今回のIND申請承認により、ドライアイ治療薬として開発中のRU-101点眼液について、第1相/第2相臨床試験を開始することが可能となった。

  現在、同社では有効な点眼治療法が確立していない重症ドライアイ患者を対象として、RU-101点眼液の開発を進めており、米国では重症ドライアイに対する第1相/2相臨床試験の実施を計画している。

  試験は2つのステージから構成されており、ステージ1では、重症ドライアイ患者を対象として、どこまでRU-101点眼液の濃度を上げられるかを確かめるため、プラセボ(薬剤を含まないもの)を対照として安全性を中心に評価する。次のステージ2では、ステージ1で安全性が確認された最高濃度のRU-101点眼液を12週間点眼し、プラセボを対照として安全性と有効性を評価する。

  同社の代表取締役社長であり、眼科専門医でもある眞島行彦氏は、「この度、米国FDAよりRU-101点眼液のIND申請が承認されたことを大変嬉しく思います。ドライアイは、オフィスワーカーの3人に一人がドライアイであるとの報告がされている現代病で、我々がターゲットとするドライアイの市場は全世界で1,500億円ともいわれており増加傾向にあります。当社は、ドライアイの中でも医療ニーズが高いにもかかわらず有効な治療薬が無いアンメット・メディカル・ニーズ(未だ満足がいく治療法がない医療領域)である、中等度以上のドライアイ治療薬としての開発を先行して進めていまいります。今後、可能な限り早急に米国での第1相/第2相臨床試験の症例登録を開始できるよう準備を進めると同時に、本剤を必要とされているドライアイ患者様のために早期の承認取得を目指してまいります。」と語っている。

  今回は、米国での話であるが、国内においても安倍政権になってから、新薬開発に対する積極的な支援姿勢がうかがえる。例えば、3月には同社が開発を進めている網膜色素変性治療薬のウノプロストン(開発コード UF-021)点眼液について、日本政府による大規模な援助により新たな第3相臨床試験が2013年から国内数か所で実施されることが発表されている。

  また、政府は2014年度にもiPS細胞を使った再生医療研究や新薬の開発を進める新組織を設立し、全国の研究機関の成果から有望な技術を探し出し、実用化の道筋を付けるために内閣官房に「健康・医療戦略室」を設置するというニュースも発表されている。

  このような流れが、同社の新薬開発に強力な後押しとなっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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