【株式評論家の視点】ヤマハ発動機は中期計画の評価取り込みに向かう、インドで成長図る

2013年4月24日 10:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  ヤマハ発動機 <7272> が新値圏で頑強な動きを続けている。評価のポイントは今2013年12月期の業績急回復。売上げは前期の1兆2076億円から今期1兆4000億円へ、営業利益も同じく185億円から500億円へ、大幅な増収益が見込まれている。収益源であるインドネシアを中心とした需要回復が見込まれることが要因。

  同社を評価するポイントはその先の新中期経営計画。最終年度の2015年12月期に売上げ1兆6000億円、営業利益800億円を目指す。その骨子となるのは事業規模拡大とグローバルな調達などによる収益力向上である。

  成長のターゲットとなるのがインド市場。2輪車の普及率が低く潜在需要は大きい。何といっても経済成長による膨大な潜在需要が大きな魅力。世界最安値のモノづくり、生産能力に取り組むことで、スクーター、低価格モデルなど積極的に新商品を投入して、販売網の拡充にも積極的に取組む。また、復調に向かうことが予想されるインドネシアでは燃料消費につながるFI搭載車で他社との差別化を図り、売上げ拡大を目指す。

  また、今後の成長分野と目されているのがRV事業。かつて、サイド・バイ・サイド・ビークルを投入し新しいジャンルを確立したが、同モデルの横転事故による訴訟問題が発生し、販売台数の不振が続いていた。しかし、訴訟問題の沈静化を背景に、2013年からニューモデルを投入する計画である。中国などの富裕層向けに需要増が期待され、ニューモデルが市場に受け入れられるようだと、業績を押し上げていく大きなパワーになりそう。

  新値圏とはいえ、まだまだ成長余力が十分に評価されているとは言えない。なお新展開を疾駆する動きが期待できそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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