【株式評論家の視点】東京エレクトロンは受注回復が鮮明、今期の業績回復度合いが焦点

2013年4月23日 10:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  東京エレクトロン <8035> が窓を開けて上伸する、スピード感を伴った上昇を見せている。4月18日に前2013年3月期の見通しについて増額修正したことが手掛かり。売上げは4950億円から4972億円(前々期6330億円)へ、営業利益を95億円から125億円(同604億円)へそれぞれ増額修正された。

  3月に入ってアジアの半導体メーカーからの受注が持ち直し生産活動が活発化、稼働率上昇により、採算性が改善したことが要因。ここ半導体メーカーの設備投資意欲が持ち直してきたことが注目ポイント。ただ最終製品の動向をみると、今年1-3月期のパソコンの世界の出荷台数は前年同期比で落ち込んでいる。半導体メーカー大手のなかには米インテルが設備投資計画を縮小するなど各企業の業況や戦略によりばらつきが出ている段階だ。ただ、半導体を搭載するアプリケーションはパソコンだけでなく携帯電話、デジタル家電、自動車と、すそ野を拡げており、今後とも需要は安定拡大が見込める。

  同社は半導体製造装置事業においては、次世代メモリ、3次元積層、ウェハレベル・パッケージングなどの成長期待分野に重点投資し、シェア拡大を図る。また、次世代FPDとして注目を集める有機EL製造装置の開発に注力し、新設した東京エレクトロンテクノロジーセンターつくばで、薄膜シリコン太陽電池の発電効率を高めるためのPV製造装置開発を加速し、薄膜シリコン太陽電池市場の創出に取り組む。

  4月30日に発表が予定されている前期の実績、及び今2014年3月期の見通しの動向が注目されそう。今期の回復度合いが焦点だろう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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