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NYダウ波乱でも日本の強さ確認の展開、足元は決算発表控え1万3000円台のモミ合いに=犬丸正寛の相場展望
日経平均は4月5日に1万3000円台に乗せて以降、12日には高値1万3568円はあったものの1万3000円台での滞留が11営業日に達するなど高値圏でのモミ合いとなっている。
この背景には、(1)円相場が1ドル・100円接近となったものの100円台にならず、逆に小幅の円高となっている、(2)NYダウが波乱となっている、(3)3月期決算の本格発表が近づいている、ことなどがあるためと思われる。順番に見て行こう。
NYダウは2日連続で大きく下げるなど波乱となっている。ボストンマラソンでのテロ、テキサスでの化学工場爆発などが影響していることは間違いないだろう。幸い、景気が強いため2001年9月・テロの時のような大暴落にはなっていないものの、今後、真相次第では依然、株価にとって波乱を引き起こすことも予想される。米国の混乱に乗じるかのように北朝鮮は話し合いのための3条件を突きつけるなど、アメリカの外交も難しくなっている。
しかも、今は、景気は良好ながらアップル株価が400ドルを割り込んだり、3月の新規雇用者数が伸び悩んだり、一部では景気に対し心配な点もみられる。仮に、米国景気が頭打ちから下降に向かった場合、財政削減から以前のような景気テコ入れは難しそうだ。むしろ、政府予算執行の停止なども出始めているようだ。
この点、日本の場合、本格的金融緩和は3週間前に始まったばかりである。大型金融緩和を3回実施したアメリカと始まったばかりの日本とでは勢いが違う。ましてや、日本はこれから、「景気・企業業績の果実」が待っている。景気成熟期のアメリカと、これから景気のよくなる日本とでは、当然、マーケットの元気度が違ってくるものとみられる。
それを実感するのが、これから発表が本格化する3月期決算であり、とくに、2014年3月期の増益がどのていどになるかがいちばんの関心事である。18日時点の日経平均予想1株利益は580円、これがいくらになるか。マーケットでは4割アップの800円ていどと見込まれているが、1000円に近づくようなら日本のマーケットはNY離れとなって2万円の可能性も出てくるだろう。
足元では、5月の決算発表を控え、引き続き1万3000円台のモミ合いとみられる。とくに、NYダウ波乱の中で日本のマーケットの底堅さを確認する展開とみられる。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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