【狙い場・買い場】オプトはネット広告市場拡大の好事業環境、今期も大幅増益

2013年4月18日 09:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 インターネット広告専業代理店のオプト <2389> (JQS)は18日、74円高の1070円まで上げて昨日つけた年初来高値を更新して日柄整理完了感を強めている。インターネット広告市場は拡大基調であり、今期(13年12月期)好業績見通しを評価して再動意の展開となりそうだ。4月26日に第1四半期(1月~3月)業績発表を予定しており、好業績に対する期待感が広がって一段高の可能性もあるだろう。

 今期の連結業績見通しは、売上高が前期比6.2%減の740億円、営業利益が同22.8%増の18.5億円、経常利益が同36.4%増の18.5億円、純利益が同2.3%増の8.5億円としている。電通との業務提携契約変更が170億円の減収要因となるが、主力の広告・ソリューション事業がスマートフォン向けを中心に好調であり、実質的には同19.5%増収見込みとしている。また電通関連の特殊要因の利益面への影響は限定的な模様である。

 重点戦略として、広告・ソリューション事業とデータベース事業を強化する方針を掲げている。広告・ソリューション事業ではスマートデバイスを活用したO2O分野、データベース事業ではビッグデータ解析プラットフォーム関連への投資を加速し、S&C(ソーシャル&コンシューマ)事業分野は子会社のゲームアプリ開発などで黒字化を目指す模様だ。海外展開については、シンガポールのアドネットワーク企業CDA社を子会社化してASEAN地域へ本格進出する模様であり、中期的に収益寄与が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、急騰後の2月下旬以降は概ね900円台でモミ合う展開だったが、4月17日に998円まで上値を伸ばして2月21日の986円と3月5日の988円を上抜けた。今期好業績見通しを再評価する動きのようだ。4月17日の終値996円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS28円88銭で算出)は34倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS620円67銭で算出)は1.6倍近辺である。

 週足チャートで見ると、サポートラインの13週移動平均線が追い付いて過熱感が解消されている。急騰後の日柄整理が完了した形だろう。900円台のモミ合いレンジから上放れて08年9月以来の1000円台を回復すれば、上げ足に弾みがついて一段高の可能性があるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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