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【アナリストの眼】強基調に変化ないが、3月期決算発表を控えて膠着の可能性
<相場展望>(4月15日~19日)
来週(4月15日~19日)の株式市場は大勢として強基調に変化はなく、日本のTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加に向けて日米事前協議が決着したことも支援材料となりそうだが、一方では重要イベントの谷間となり、国内主要企業の3月期決算発表を控えているため、やや膠着状況となりそうだ。
前週末12日の海外市場では、為替が1ドル=98円台前半と円高方向に傾き、米国株式市場も取引終了にかけて下げ渋ったとはいえ弱含みの展開だったため、週初15日の日本の株式市場は輸出関連を中心に売り優勢のスタートとなりそうだ。その後は為替動向にもよるが、米国の主要企業の1~3月期決算や米国株式市場の動向を睨みながらの展開だろう。
全般的には重要イベントの谷間となり、下旬から本格化する国内主要企業の3月期決算発表を控えて様子見ムードを強める可能性があるだろう。外国人投資家の買いが継続している模様であり、東証1部市場の売買代金が3兆円を超える活況が続けば利益確定売りをこなせるが、エネルギーが低下して売買代金が減少するようであれば一時的に調整局面となる可能性もあるだろう。テクニカル面での過熱感、高水準の信用買い残高に加えて、12日の「幻のSQ値」となった日経平均株価1万3608円19銭も目先の天井として意識されるだろう。波乱が続いている債券市場の動向にも注意が必要となる。物色面では過熱感の強い銘柄ではなく、出遅れ感の強い銘柄を狙いたい。
為替については、日銀による「異次元の金融緩和」で1ドル=100円台目前まで円安が加速したが、前週末にはやや円高方向に傾いた。焦点は「異次元の金融緩和」の賞味期限となりそうだが、来週は18日~19日のG20財務相・中央銀行総裁会議を控えて膠着感を強める可能性があるだろう。その後は4月26日の日銀金融政策決定会合、4月30日~5月1日の米FOMC、5月2日のECB理事会に向けて思惑が交錯する可能性もありそうだ。
海外のリスク要因としては、引き続き北朝鮮の地政学リスクが波乱要因であり、一段と緊張が高まるかが注目される。またユーロ圏ではキプロス問題やイタリア問題でリスクが意識され、債務危機問題がいつ再燃してもおかしくない状況だろう。
注目スケジュールとしては、4月15日の中国3月主要経済統計(鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資)、中国第1四半期GDP、ユーロ圏2月貿易収支、米4月ニューヨーク州製造業業況指数、米4月住宅建設業者指数、16日の独4月ZEW景気期待指数、米3月消費者物価指数、米3月住宅着工件数、米3月鉱工業生産、IMF世界経済見通し、17日の日本3月消費動向調査、米地区連銀経済報告、18日の米3月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米4月フィラデルフィア地区連銀業況指数、18日~19日のG20財務相・中央銀行総裁会議、19日のユーロ圏2月経常収支、19日~21日のIMF・世銀春季総会などがあるだろう。その後は4月26日の日銀金融政策決定会合と展望リポート、米第1四半期GDP速報値、4月30日~5月1日の米FOMC、5月2日のECB理事会、そして5月3日の米4月雇用統計などが控えている(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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