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【株式評論家の視点】第一商品は「金」を中心の資産運用に強み、金価格30年ぶりの高値、今期も業績好調
<この銘柄のここに注目>
商品先物取引大手の第一商品 <8746> (JQS)は、待ち伏せ銘柄として、中長期で注目されよう。同社は、金を中心とした資産運用提案に強みを持ち、セミナーなどによる情報サービスを充実させているほか、テレビCM等により広範囲に営業活動を推進している。
足元では、日銀が予想を上回る大胆な金融緩和を打ち出したことで円安・ドル高が進行、円建ての金価格が10日には急騰。9日の国内価格は先物、現物とも続伸し約30年ぶりの高値圏。長引くデフレからの脱却期待に、長期金利の上昇、将来のインフレに備え、物価上昇に強い資産として、金の根強い人気が続くと見られている。この円安・ドル高の進行で、外国為替取引(FX)の売買も膨らみ預け金が増加しており、今後の展開が期待される。
足元の業績、13年3月期営業収益は98億1000万円(前の期比21.8%増)、営業利益は32億1000万円(同2.48倍)、経常利益は34億2000万円(同95.5%増)、純利益は20億9800万円(同2.27倍)を見込む。続く14年3月期続伸が観測されている。
株価は、3月25日に年初来の高値693円と買われた後、決算期越えによる処分売りに4月2日安値521円と短期調整を挟んで同10日高値648円と上昇。13年3月期予想PER4倍台、配当利回り3.26%と利回り妙味もソコソコあり見直し余地はある。加えて、東証2部上場向け準備していることから、13週移動平均線がサポートラインとなっており、11年7月高値747円抜けとなるか中長期で注目されよう。(株式評論家・信濃川)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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