関連記事
【アナリストの眼】アドアーズ株価はモミ合い上放れ、Jトラストグループ内で不動産、アミューズメント事業の中核担う、157円が視野
<業績&株価分析>
アミューズメント施設運営のアドアーズ <4712> (JQS)に注目したい。株価は業績改善を期待して動意付き、モミ合い展開から上放れの動きを強めている。
アミューズメント施設運営事業、商業施設の設計・施工事業、不動産事業を展開し、筆頭株主のJトラスト <8508> との連携を強化している。Jトラストの子会社であるキーノート(戸建て分譲を中心とする不動産事業)およびブレイク(アミューズメント景品開発・卸事業)を子会社化し、Jトラストグループ内で不動産事業およびアミューズメント事業の中核を担う。
前期(13年3月期)業績(非連結)は前々期14店舗閉鎖の影響などで減収減益だが、今期(14年3月期)は、アベノミクス効果によるマインド改善などでアミューズメント消費も改善が期待され、Jトラストグループ内の連携強化やシナジー効果も期待されるだろう。なお前期実施の希望退職に対する応募者数は78名となり、前期決算で約1億円の特別損失を計上するが、今期には約3.5億円の人件費削減効果となる模様だ。また4月10日に発表した月次売上動向を見ると、13年3月のアミューズメント施設既存店売上高(前年比、速報値)は94.8%だった。カードマスジャンルは低迷しているが、主力のメダルジャンルは前年を上回り、全体としても回復傾向を強めている模様だ。
株価の動きを見ると、概ね75円~85円近辺のレンジでモミ合う展開だったが、足元で動意付いて4月11日に102円まで上伸し、12年11月の戻り高値95円を上抜いて、12年5月以来となる100円台を回復する場面があった。今期業績改善を期待する動きだろう。4月11日の終値は94円だった。週足チャートで見ると、下値固めが完了してモミ合いレンジから上放れの形となり、先高感を強めている。12年5月の126円、12年4月の157円が視野に入りそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【編集長の視点】東急コミュニティーは最高値肉薄、積極M&A効果で連続の最高純益更新を期待(2009/04/11)
・【株式評論家の視点】ヨコレイは出遅れ訂正高の波動を歩む、TPP関連で人気が増幅(2009/04/11)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
