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三菱ガス化学と三菱商事、カリブ海のトリニダード・トバゴでメタノール製造事業
トリニダード・トバゴの位置図(画像:三菱ガス化学)[写真拡大]
三菱ガス化学と三菱商事は9日、カリブ海に位置するトリニダード・トバゴにおいて、同国政府と同国企業のニール・アンド・マッシーとともに、メタノール年産能力100万トン、ジメチルエーテル年産能力10万トンの製造事業を検討することに合意したと発表した。今年度中に最終投資判断の上、2016年度中の生産開始を目指す。
メタノールは主に天然ガスから生産され、接着剤、農薬、塗料、合成樹脂、合成繊維の原料等幅広い用途に使用されている。また、ジメチルエーテルは、LPG代替、自動車及び発電向けディーゼル燃料代替として大変注目されている次世代クリーンエネルギー。
三菱ガス化学、三菱商事、ニール・アンド・マッシーの3社は、同プロジェクトにおいて生産されるメタノールを世界中で販売すると共に、トリニダード・トバコ政府と協力し、同国並びに周辺カリブ諸国において、ジメチルエーテルのディーゼル燃料代替促進に向けたプロモーションを行う。
メタノールの世界需要は年間約6,000万トンであり、今後も年率4~5%の成長が見込まれている。 そのような状況下、同国の天然ガスを主原料として基礎化学品であるメタノールや液化ガスであるジメチルエーテルを製造することは、同国並びに周辺カリブ諸国の経済成長を支えるとともに、世界的に伸長するメタノール需要を満たすことに貢献することとなる。
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