【株式評論家の視点】ウォーターダイレクトは宅配水市場の成長の流れに乗る、海外市場も有望

2013年4月1日 09:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  ウォーターダイレクト <2588> (東マ)は、3月15日に東証マザーズに新規上場したばかりのニューフェース。上場当日は買い物が膨らみ、値が付くことなく買い気配で終え、翌営業日18日に公開価格1200円に対し、公開価格比3倍の3600円で初値を付けた。一時は3630円まで買われる好スタート。ただ、高い初値ゆえに、その後は公募増資に応募した向きの利益確定の売りが先行していたが、3月26日の2120円で底打ちの気配が強まってきた。

  上場当日の出来高50万株に対し。19日~29日の出来高は累計45万株。上場日の出来高クリアーにあと少しに迫ってきており、利食い売り消化に一巡感出てきていることを示している。

  同社は富士山麓の井戸で採水したミネラルウォーターを宅配するホーム・オフィス・デリバリー事業(宅配水の製造・販売)を運営している。おいしさへのこだわりから非加熱処理でボトリングし、宅配事業者に委託して採水後3日以内に顧客宅へ配送している。

  震災に端を発した水道水の放射能汚染問題などから、飲料水の安心・安全への関心が強まり、ミネラルウォーターの需要が高まっている。さらに、震災時における飲料水不足に対する危惧から、宅配水に対するニーズも強まっている。

  こうしたことから、今2013年3月期の第3四半期累計決算は、営業利益2億3800万円を確保した。四半期決算を未作成のため前年同期の数字はないが、前期の営業利益が2億7700万円の実績だったので、きわめて好調に推移していると言える。通期に付いても営業利益3億8000万円と、前期比37%増が見込まれている。

  国内ミネラルウォーター1人当たり消費量は先進各国に比べ低く、今後消費量増加の可能性が強く、その中でも宅配水市場は、国内水市場の成長を牽引する成長市場と位置づけることができる。ボトルドウォーターの世界消費量は増加傾向にあり、特に中国、インドネシア、インドなどアジア諸国の成長余力は大きい。アジア市場を見据え、台湾に進出しており、先行きの成長力を支援する要素である。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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