【注目銘柄】カナモト公共投資増加追い風に今期業績上振れの可能性

2013年3月29日 09:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 建設機械レンタル大手のカナモト<9678>(東1)に注目したい。老朽化インフラの点検・補修・更新関連工事など公共投資増加を追い風として、今期(13年10月期)業績の上振れの可能性が高く、中期的にも収益拡大が予想される。株価は水準を大幅に切り上げたが、さらに上値追いの展開が期待されるだろう。

 今期第1四半期(12年11月~13年1月期)の連結業績は、売上高が前年同期比37.2%増、営業利益が同67.5%増、経常利益が同77.0%増、純利益が同84.5%増の大幅増収増益だった。震災復旧・復興関連を中心として公共投資の増加が追い風だった。子会社化したユナイト(道路用建設機械レンタル・道路工事)の連結も寄与した。

 通期の見通しは前回予想を据え置き、売上高が前期比15.1%増の991億50百万円、営業利益が同10.7%増の71億20百万円、経常利益が同9.7%増の65億10百万円、純利益が同10.8%減の31億90百万円としている。純利益については負ののれん発生益一巡が影響するが、震災関連の復旧・復興・瓦礫処理・除染工事、北海道新幹線関連工事、首都圏の防災・減災関連工事など、12年度大型補正予算と13年度予算での公共投資増加が追い風であり、関東以西への営業拠点新設も寄与する見込みだ。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が28.9%、営業利益が54.5%、経常利益が59.2%、純利益が67.4%と高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、右肩上がりの展開が続いて水準を大幅に切り上げた。足元では第1四半期業績の高進捗率を評価して上げ足を加速する展開となり、3月15日と19日には2149円まで上値を伸ばしている。その後一旦は上げ一服の形だったが、3月27日には2110円まで急騰する場面があった。3月27日の終値2096円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS97円16銭で算出)は21~22倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.0%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1221円56銭で算出)は1.7倍近辺である。

 足元で上げ足を加速したため、週足チャートで見るとやや過熱感を強めているが、13週移動平均線がサポートラインだろう。また日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して再動意の形となった。今期増額修正の可能性が支援材料であり、上値追いの展開が期待されそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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