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【狙い場・買い場】クリーク・アンド・リバー社は好調決算発表が接近、次期見通しに期待
クリーク・アンド・リバー社<4763>(JQS)に注目したい。株価は高値圏でボックス展開だが、4月3日に決算発表を予定しており、好業績見通しを評価する動きが強まるだろう。
前期(13年2月期)連結業績見通しは、1月10日の2度目の増額修正で売上高が前期比14.0%増の180億円、営業利益が同40.6%増の9億50百万円、経常利益が同37.2%増の10億円、純利益が同77.2%増の4億50百万円としている。主力のクリエイティブ分野は国内でテレビ番組制作関連、SNSゲーム開発関連、電子書籍制作関連、韓国でテレビ番組制作関連が好調であり、医療・IT・法曹・会計分野のエージェンシー事業、自社開発ソーシャルアプリ配信事業なども収益化する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.8%、営業利益が96.9%、経常利益が96.5%、純利益が98.9%に達しており、3度目の増額修正の可能性があるだろう。今期(14年2月期)についても好業績が期待されそうだ。
なお2月28日を基準日(効力発生日3月1日)として1株を100株に株式分割し、単元株数を100株としている。
株価の動きを見ると、1月10日には戻り高値となる544円まで上昇して12年11月の530円を上抜ける場面があったが、その後は上げ一服となり概ね400円~500円近辺でのボックス展開が続いている。12年秋から急騰したため日柄整理の局面のようだ。3月22日の終値483円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想に株式分割を考慮した連結EPS20円90銭で算出)は23倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想に株式分割を考慮した年間4円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前々期実績に株式分割を考慮した連結BPS151円23銭で算出)は3倍近辺となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線を挟んでモミ合う形だが、週足チャートで見ると一旦割り込んだ13週移動平均線を回復して強基調へ回帰の動きを強めている。電子書籍関連人気がやや一巡した形だが、4月3日の決算発表が接近して好業績見通しを評価する動きが強まるだろう。ボックスレンジを上放れれば一段高の可能性がありそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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