【編集長の視点】栃木銀は高値もみ合い、低PBR地銀株は追加金融緩和策を追い風に軒並み出遅れ訂正

2013年3月12日 10:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  栃木銀行 <8550> は、4円安の389円と3営業日ぶりに反落し、前日11日ザラ場につけた昨年来高値400円を前にもみ合いを続けている。前日11日に次期日銀総裁として国会に提案された黒田東彦アジア開発銀行総裁が、参議院で所信を聴取され、積極的に追加金融緩和策を実施することを表明、臨時金融政策決定会合を開催することも観測されており、関連してメガバンク3行が、外国人投資家の継続買いなどで昨年来高値を更新しており、つれて地銀株にも出遅れ訂正買いが波及しており、なかでも低PBRランキングの上位にランクされている銘柄は、軒並み人気化し高値を更新、栃木銀は、この高値水準で利益確定売りが交錯している。

  栃木銀のPBRは、0.3倍と東証1部低PBRランキングの50位以内にランクされている。このほか地銀株ではランキング上位に6行がランクイン、愛知銀行 <8527> 以下、八千代銀行 <8409> 、三重銀行 <8374> 、東和銀行 <8558> が、前日11日に昨年来高値を更新し、十八銀行 <9396> 、千葉興業銀行 <8337> が、昨年来高値に肉薄、きょう12日は愛知銀、東和銀が連日の高値更新となっている。

  栃木銀は、業績も好調に推移している。昨年11月に今3月期第2四半期累計業績を上方修正したあと、今年1月の第3四半期(3Q)決算発表時には3月通期業績を上方修正した。いずれも不良債権処理費用の減少を要因としており、経常利益を期初予想より20億円引き上げて70億円(前期比94%増)とV字回復、純利益を同じく20億円アップさせて50億円(前期は7500万円の赤字)と黒字転換幅を拡大する。ただ3Q純利益は、46億5400万円(前年同期は2億7200万円の黒字)と大きく伸び、上方修正した通期純利益に対してなお高利益進捗を示唆しただけに、期末に向けた上ぶれ期待も高まってくる。

  株価は、PBR評価で出遅れているが、PER評価でも8倍台と割り負けており、2011年2月高値432円抜けから2009年8月以来の500円台回復も想定範囲内となってくる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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