関連記事
【注目銘柄】日本カーボンに見直し余地大きい、2ケタ増収、8割増益の珠玉
今3月期第3四半期決算が出揃い通期業績まで株価に織り込んだ感がある。早くも来3月期業績見通しに市場の関心が移ると予想される。それに先立って今12月期業績好調が見込まれる銘柄は、市場を先導する形で、上昇基調を強める可能性が高い。中でも、業績急回復を見込む日本カーボン <5302> に注目したい。
同社は12日に12年12月期決算を発表。前期は電炉業界の需要が弱く、電炉用の人造黒鉛電極が低調だったほか、ファインカーボン(特殊炭素製品、炭素繊維)も太陽電池関連業界の市場低迷で、太陽電池製造向けの販売減少が響き、売上高が303億5600万円(前の期比19.3%減)、営業利益が17億0800万円(同63.7%減)、経常利益が18億7800万円(同59.2%減)、純利益が4億2500万円(同79.4%減)と大幅減益だった。今期は、リチウムイオン電池用負極材では、拡大する車載用電池(HEV、PHEV、EV)向けの需要への積極的対応、ファインカーボンでは、太陽電池と半導体用途などへのグローバルな拡販。また、人造黒鉛電極では、高品位電極の販売比率拡大と新興国需要の取り込みを図り、売上高が378億円(前期比24.5%増)、営業利益が31億円(同81.4%増)、経常利益が31億円(同65.0%増)、純利益が15億円(同3.5倍)と大幅回復を見込む。
株価は、昨年10月12日につけた昨年来の安値120円を底に同12月21日高値198円と上昇。再度、2月13日高値197円と買い直された後、もみ合っているが、テーマ性があり、170円前後で下値として固め、PBR0.73倍と割り負け、配当利回り2.69%とソコソコある。25日移動平均線をサポートラインに押し目買い好機となろう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【編集長の視点】石川製は業績再上方修正も利益確定売りが交錯しもみ合い(2013/02/12)
・【編集長の視点】ホシデンは一転して業績を上方修正、割り負け株買いが再燃し急反発(2013/02/12)
・急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
・プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
