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【株式評論家の視点】楽天はモバイルで新規需要取り込み、再び成長路線入りに好評価
記事提供元:日本インタビュ新聞社
<銘柄の見所>
楽天 <4755> (JQS)は再度の新展開入りを目指す相場に入ってきた。前2012年12月期の営業利益は722億円と前々期比2%増益にとどまった。市場の事前の予想を下回る、やや足踏み感の強い決算だったため、市場では利食いのきっかけと判断する向きが多かった。実際、信用買い残は昨年末の745万株が直近2月8日現在では275万株にまで大きく減少、需給は好転度合いを強めている
しかし、その中身を点検すると、従来型の携帯電話、タブレットも合わせたモバイルでの取扱高が昨年10~12月期に前年同期比で4割強も伸びた。成長鈍化の懸念も出ていた主力事業のインターネット通販が新たな需要を取り込んでいる姿がうかがえる。
今2013年12月期については会社側の見通しは未公表だが、モバイルの扱いが本格化する点を踏まえ、アナリスト筋は今期の営業利益は931億円に大幅に伸びるとの見方を強めている。そうした今後の業績へ関心が強まり、相場は戻り足を加速し始めた。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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