【株式評論家の視点】ソニーは当面の成長ドライバーが見当たらず、反転には手掛かり難

2013年2月15日 10:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  ソニー <6758> が調整色を強める展開になっている。2月7日に1551円の高値を示現したが、これは業績回復を先取りしたもの。ところが7日に発表された業績数字が失望人気を呼び、以後下げを鮮明にしている。

  今2013年3月期の第3四半期累計の営業利益は829億円と、前年同期の658億円の損失から大幅な改善決算となった。ただ、デジタルカメラやパソコン、携帯型ゲーム機の販売低迷が足を引っ張り、金融事業や映画事業、デバイス事業の好調に支えられた中身に物足りなさを指摘する声が強く、つれて株価も下げに弾みが付いた。

  オリンパス <7733> との資本・業務提携など事業ポートフォリオの組み換えを積極的に行っており、中長期的な成長に向けた布石を打ってはいる。しかし、当面売り上げを引き上げる成長ドライバが見当たらないのが難点。それでも、まだPBR0.7倍に過ぎない株価に出遅れを感じている投資家が多く、押し目には個人投資家の買いが継続的に流入している。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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