オリコン:スマートフォン向け音楽配信は大きく伸長

2013年2月12日 10:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■第3四半期連結決算は減収減益だが、四半期業績は回復基調で推移

  オリコン <4800> (JQS)の今期13年3月期第3四半期連結業績は、モバイル事業の減収が大きく影響し、売上高は42億39百万円(前年同期比12.9%減)、営業利益5億34百万円(同27.1%減)、経常利益4億91百万円(同26.9%減)、四半期純利益2億51百万円(同29.8%減)と減収減益となった。

  同社グループでは、スマートフォンへの対応に注力し、音楽配信サービスは顧客満足度を高める機能を充実している。売上高は前年同期の3.1倍に拡大した。また収益を伸ばしている「顧客満足度ランキング連動型広告」は、前年同期比6.7%増と堅調に推移した。だが、フィーチャーフォン向けの着うたフル、着うた、着メロ等は市場の縮小により前年同期を下回り、減収分をスマートフォン向け音楽配信サービスの増加分では補えず、モバイル事業全体では、前年同期比25.3%減の減収となった。

  四半期ごとの業績推移では、着うたフルの減収は続いたが、コミュニケーション事業ではスマートフォン向けサイトの広告販売が伸びるなど、WEB広告全体の売上が増加。ソーシャルゲーム事業及び雑誌事業についても四半期ごとに売上が増加し、業績回復基調に転じている模様。

  セグメント別の業績を見ると、コミュニケーション事業は、「顧客満足度ランキング連動型広告」は広告の付加価値向上に努め、前年同期比6.7%増。その他の広告商品はPC向け及びスマートフォン向けサイトのバナー型広告の売上は伸びたが、タイアップ型広告の販売とマーケティングソリューションでは売上が減少。事業全体では売上高は8億円(前年同期比7.9%減)、セグメント利益は2億97百万円(同7.0%減)となった。

  モバイル事業では、フィーチャーフォン向けの着うたフル、着うた、着メロが市場の縮小により退会者数が入会者を上回る状況で推移。事業全体では売上高は18億99百万円(同25.3%減)、セグメント利益は7億14百万円(同16.2%減)となった。

  雑誌事業では、市場環境悪の影響により事業全体では売上高は9億87百万円(同6.6%減)、セグメント利益は2億11百万円(同9.0%減)となった。

  データサービス事業では、音楽データベース提供サービスは、一部のEコマースサイトの解約で売上高は前年同期比微減。「ORICON BiZ online」は、契約単価のアップを図り売上高は前年同期比微増とし、事業全体で、売上高は3億99百万円(同0.6%増)、セグメント利益は1億1百万円(同9.6%増)となった。

  また、同社グループでは、1月11日付けでCSR活動の一環として太陽光発電事業を開始すると発表。事業概要は、ソーラパネル設置場所:長崎県大村市東大村、敷地面積:34,027平米(賃借期間20年)、発電出力:約1.1メガワット、想定される年間売電収入:44百万円~48百万円/年、投資金額:375百万円、充電開始時期:13年3月を予定。

  今期通期連結業績予想は、売上高59億円(前期比7.9%減)、営業利益8億20百万円(同13.4%減)、経常利益7億50百万円(同13.9%減)、純利益4億円(同14.2%減)と減収減益を見込む。

  尚、3月29日を基準日として、1対100の株式分割を行い、単元株制度を採用する。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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