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【相場熟者が答える投資相談】島津製作所、返納金小規模で短期織り込むも上値追い困難に
【問い】 島津製作所 <7701> を560円で2000株持っています。一度売却しようか悩んでいます。今後の見通しと対処方法についてよろしくお願いします。
【答え】 2月1日(金)は21円高の633円と4営業日続伸しています。
1月25日大引け後、同社は防衛省に対し作業時間などの過大請求が判明し、同省から指名停止の通知を受けたと発表。コンプライアンス(法令順守)への懸念や業績不透明感につながるとの見方が優勢となり、同28日安値580円と600円を割り込む場面も見られましたが、5日移動平均線を上抜き直近同25日高値646円にる勢いで戻り歩調を強めています。防衛省への過大請求については、事実関係の全容が解明し、過大請求についての過払い金を納入し、再発防止策を報告するまで指名停止を受けるということで、過去の事例では一部の役員の辞任・退任まで発展するケースもあり、先行き不明感は拭えません。ただ、返納金が事業規模に比べて著しく巨額ではないと見られることから、目先は短期的な調整に済んだと見られます。
足元の業績、半導体各社の投資抑制の影響で、製造装置に取り付けるターボ分子ポンプが低迷しているほか、反日デモによる中国市場の環境悪化が響き、今3月期売上高は2670億円(前期比0.3%増)、営業利益は155億円(同20.0%減)、経常利益は143億円(同23.3%減)、純利益は88億円(同3.1%減)を見込んでいます。
株価は、昨年11月13日につけた昨年来の安値481円を大底に逆三尊底形成から1月25日高値646円と上昇。今回の防衛省への過大請求で上げ一服となったものの、切り返す動きとなっています。日足では25日移動平均線、週足では13週移動平均線がサポートラインとして意識された感はあります。今期予想PER21倍台と割安感に乏しいものの、iPS細胞から作った治療用の細胞を効率よく培養して増やす装置を開発。日本原子力研究開発機構と共同でレーザーミラー薄膜形成技術を開発など、期待材料を内包していることが下支え要因となっています。また、来3月期は増収増益が観測されておりますので、底堅い展開が続くと予想されます。ただ、ここから一段高へ向かうには手がかり材料不足との感がありもみ合う可能性もあります。いったん売却して様子見も。買いは来期以降の業績動向を見極めてから考えても良いでしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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