【編集長の視点】任天堂は続急落、営業利益下方修正・連続赤字で関連株の反応は高安マチマチ

2013年1月31日 11:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  任天堂 <7974> (大1)は、寄り付きの売り気配から530円安の8820円まで売られ3日続落している。前日30日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算の開示とともに、昨年10月に下方修正した3月通期業績の上方修正・下方修正が交錯する業績再修正を発表、営業利益が再下方修正され連続赤字に逆戻りし、前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、前日の大阪市場の終値に対して454円安(円換算値)で引けたことも響き、失望売りが増勢となっている。

  同社の関連株で、ワコム <6727> が、同じく前日に3Q決算を発表、3月通期業績は今年1月23日の再々上方修正通りに大幅続伸、5期ぶりの過去最高純利益更新を予想して2万6700円高の31万9000と続急伸して1月24日につけた昨年来高値29万8000円を更新し、日本写真印刷 <7915> も続伸しているが、ミツミ電機 <6767> 、メガチップス <6875> はそれぞれ反落しており、高安マチマチで始まっている。

  任天堂の業績再修正は、3Q売り上げが、コミュニティゲームソフト「とびだせ どうぶつの森」シリーズなどがヒットしたものの、前年同期比2%減と続落したことを踏まえて、売り上げを10月の下方修正値より1400億円、営業利益を400億円それぞれ引き下げ、営業利益は200億円の赤字(前期は373億2000万円の赤字)とした。ただ昨年年末に円安となり、通期前提為替レートを1ドル=80円から90円、1ユーロ=100円から120円へ円安方向で見直したことから、通期経常利益を100億円、純利益を80億円それぞれアップさせ、純利益は、140億円(前期は432億400万円の赤字)と黒字転換幅を拡大する。

  株価は、今期の黒字転換予想業績が市場コンセンサスを下回るとして昨年来安値8070円と売られ、業績下方修正でも1万円台を割り、円高修正や全般市場急騰でいったん1万1000円台を回復したものの、再度、8000円台まで下ぶれ、底上げを探っていた。再度の下値確認が続こう。

  関連株が今後、自社業績の独自性を発揮して任天堂離れをするか、ツレ安するか注目ポイントとなる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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