【アナリストの眼】人材派遣のヒト・コミュニケーションズ、今期2ケタ増益

2013年1月28日 12:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  ヒト・コミュニケーションズ <3654> (東2)は、ブロードバンドやモバイル分野を中心としてアウトソーシング事業、人材派遣事業、人材紹介事業などを展開している。

  1月10日に株式分割(1月31日を基準日として1株を2株に分割)、今期(13年8月期)第1四半期(9~11月期)連結業績、および株式分割に伴う配当予想の修正を発表している。

  第1四半期連結業績は売上高が49億63百万円、営業利益が4億56百万円、経常利益が4億59百万円、純利益が2億52百万円だった。今期から連結決算のため前年同期との比較はできないが、アウトソーシング事業ではコールセンター関連や次世代高速無線通信の加入促進関連、人材派遣事業ではストアサービス分野のファッション・コスメティック販売関連が寄与した模様だ。

  通期見通しについては前回予想を据え置き、売上高が203億円(前年非連結との比較で7.6%増)、営業利益が16億01百万円(同10.0%増)、経常利益が16億16百万円(同11.0%増)、純利益が8億30百万円(同10.5%増)としている。営業拠点新設による事業エリア拡大などで、主力のアウトソーシング事業を中心に受注増加を見込んでいる。子会社化した海外旅行向け添乗員派遣業務のボイスエンタープライズも寄与する模様だ。なお月次売上高(前年の非連結売上高との比較)を見ると、9月108.9%、10月103.3%、11月106.3%、12月107.3%、9~12月累計106.4%と順調に推移している模様だ。事業基盤強化によって中期的な成長も期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、1月10日の株式分割発表を材料視して上げ足を加速し、1月18日の1540円まで上昇した。足元も概ね1400円台で推移している。第1四半期業績も好感した動きだろう。25日の終値1425円を指標面で見ると、今期予想連結PER(株式分割前の会社予想連結EPS183円04銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(株式分割前の会社予想の年間42円で算出)は3.0%近辺となる。

  株式分割を材料視して急騰したため足元ではやや過熱感を残しているが、強基調を維持しているだろう。指標面には割安感があり、急騰後の短期調整が一巡すれば、今期好業績見通しを評価して上値追いの展開が期待されそうだ(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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