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【アナリストの眼】4ケタ乗せの生化学工業、3Q発表接近、通期に期待
<業績&株価分析>
関節機能改善剤「アルツ」が主力の生化学工業 <4548> に注目したい。株価は足元で11年4月以来の1000円台を回復した。2月5日に第3四半期累計(4~12月期・3Q)業績発表を予定しており、通期見通し再増額期待で上値追いの可能性があるだろう。
今期(13年3月期)連結業績見通しは、11月6日に増額修正して売上高が前期比1.2%減の267.5億円、営業利益が同41.5%減の27億円、経常利益が同25.6%減の35.5億円、純利益が同17.5%減の27億円としている。薬価引き下げ、為替の円高、医薬品原体の減収などがマイナス要因だが、特許訴訟勝訴に伴うジェル・ワンの出荷、訴訟費用の減少、受取ロイヤリティーの増加などがプラス要因となり、前回予想に比べて減益幅が縮小する模様だ。通期予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は、売上高が49.5%、営業利益が49.0%、経常利益が50.2%、純利益が46.9%だった。想定為替レートを1米ドル=78円としており、円安進行メリットで再増額の可能性があるだろう。
なお12月25日には、腰椎椎間板ヘルニアを適応症とする開発中の「SI-6603」について、科研製薬 <4521> と日本における独占的販売契約を締結したと発表している。「SI-6603」は日米で開発を進めているテーマで、日本では14年3月期中の承認申請を目指している。
株価の動きを見ると、900円近辺のモミ合いレンジから上放れて強基調の展開となり、昨年3月21日の高値940円を突破した。さらに1月21日に1005円まで上昇して、11年4月以来の1000円台を回復する場面があった。今期業績の再増額を期待する動きのようだ。21日の終値991円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS47円53銭で算出)は20~21倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1021円24銭で算出)は1.0倍近辺となる。
900円近辺のモミ合いから上放れて、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドに転換した形だろう。足元の円安進行メリットで今期業績の再増額に対する期待感が高まるうえに、関節疾患関連は高齢者の増加に伴って市場拡大が予想されるため、中期的な収益拡大期待も支援材料だろう。11年3月の高値1095円が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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