【株式市場】円安など好感しほぼ全面高で日経平均は東日本大震災前の水準を回復

2013年1月4日 12:06

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■東証1部銘柄は89%が高い

  4日(大発会)前場の東京株式市場は、東証1部銘柄の9割近くが値上がりし、ほぼ全面高。年末年始中に円安が進み、NY株式は大幅高となったため、新内閣の政策などに対しても買い安心感が拡大。トヨタ自動車 <7203> が2010年1月以来の4200円台に一時乗ったほか、みずほフィナンシャルグループ <8411> などの大手銀行株、大和証券グループ本社 <8601> などの証券株も軒並み昨年来の高値に進んだ。日経平均は朝方1万700円台に乗り、東日本大震災が発生する直前の水準を回復。前引けは1万666円10銭(270円92銭高)。

  東京証券取引所と大阪証券取引所が1月1日付けで経営統合した日本取引所グループ <8697> (東1・JQS)は東証で3740円(旧・大証株式の昨年末終値4300円比560円安)の始まりとなり、JSDAQ市場でも3740円で売買開始。前引けは東証が3885円、JSDAQが3880円。

  東証1部の出来高概算は高水準で、18億5771万株、売買代金は前場で1兆円台に乗り、1兆291億円。1部上場1697銘柄のうち、値上がり銘柄数は1525銘柄、値下がり銘柄数は126銘柄。

  東証33業種別指数は全業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、ゴム製品、保険、不動産、輸送用機器、電力・ガス、証券・商品先物、など。

  一方、値上がり率の低い業種は、鉱業、小売り、サービス、水産・農林、など。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】電算システムは収益上昇路線を見直す、株価新展開入りへ(2013/01/04)
【株式評論家の視点】太平洋セメントはエンジン全開の上昇相場へ、需給も株価後押し(2013/01/04)
【話題】米国財政の崖転落回避も2月に次のヤマ場(2013/01/04)
【株式評論家の視点】ヤマハ発動機は中期計画への評価高まる、高値もみ放れへ(2013/01/04)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事