【狙い場・買い場】寿司ロボットの鈴茂器工株価は好狙い場、業績に上振れの可能性

2012年12月28日 09:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  鈴茂器工 <6405> (JQS)に注目したい。寿司・のり巻きロボット、おむすび・ご飯盛り付けロボットなどの米飯加工機械事業を主力として、子会社ではアルコール系除菌剤などの衛生資材事業を展開している。今期(13年3月期)業績上振れの可能性が高く、株価は上値追いの展開となりそうだ。

  今期連結業績見通しは、売上高が前期比2.9%増の65億円、営業利益が同0.5%増の7億15百万円、経常利益が同横ばいの7億15百万円、純利益が同8.0%増の3億90百万円としている。通期予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は、売上高が53.5%、営業利益が58.2%、経常利益が59.2%、純利益が65.4%と高水準である。主力の米飯加工機械事業の受注が好調なことに加えて、衛生資材事業も増収効果で営業損益が改善している模様であり、ノロウイルス流行も需要増加に繋がりそうだ。通期上振れの可能性が高いだろう。

  中期的にも、国内は回転寿司・持ち帰り寿司店、弁当・おむすび・惣菜店、牛丼店チェーンなどでの新規導入や新規出店、海外は日系フードビジネス企業の積極進出が追い風となり、収益拡大が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、11月7日に年初来高値820円を付けた後、上げ一服の展開となり、足元は概ね750円近辺で推移している。短期的な調整局面だろう。12月27日の終値747円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS78円63銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は2.0%近辺、実績PBR(前期実績連結BPS1236円43銭で算出)は0.6倍近辺となる。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線を割り込んで短期的な調整局面のようだが、週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドを維持している。上昇過程の押し目局面だろう。今期業績上振れの可能性が高く、中期的な収益拡大期待も強いだけに、短期調整一巡して上値を追う展開となりそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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