【アナリストの眼】キーウェアソリューションズ株価が急反転、指標なお割安

2012年12月21日 09:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  システム開発のキーウェアソリューションズ <3799> (東2)に注目したい。株価は急反転し、長期の下降トレンドから脱する動きを見せている。

  今期(13年3月期)連結業績見通しは売上高が前期比3.6%増の159億60百万円、営業利益が5億20百万円(前期は5億28百万円の赤字)、経常利益が3億90百万円(同5億79百万円の赤字)、純利益が3億38百万円(同11億54百万円の赤字)としている。公共システムやネットワークシステムの受託開発、ITサービスなどが堅調であり、事業構造改革効果も寄与して黒字化見込みである。通期会社予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は売上高が47.7%、営業利益が15.0%、経常利益が8.2%、純利益が6.8%と低水準で下振れの可能性を残しているが、官庁関連を中心に第4四半期(1~3月期)の比重が高いため従来の会社予想を据え置いている。

  なお12月13日に発表した自己株式取得については、14日に自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自己株式60万7500株(買付価格262円)を取得して終了した。

  株価の動きを見ると、8月以降は概ね安値圏200円~230円近辺のレンジで推移していたが、11月下旬に動意付いてレンジ上放れの展開となった。12月19日には284円まで上昇する場面があり、強基調への転換を鮮明にしている。自己株式取得も刺激材料となったようだ。20日の終値274円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS37円10銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS586円60銭で算出)は0.5倍近辺となる。

  週足チャートで見ると安値圏のボックスレンジから上放れ、26週移動平均線を突破して上伸し、強基調への転換を鮮明にしている。また月足チャートで見ても、24カ月移動平均線を突破して11年から続いた長期下降トレンドから脱する動きを見せている。今期業績下振れ懸念を織り込んだ可能性があり、出直り本格化が期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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