【アナリストの眼】三栄建築設計株価に出遅れ感強い、PER5倍台で割安

2012年12月20日 09:14

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  三栄建築設計 <3228> は、首都圏での戸建て住宅販売を主力としてマンション分譲も展開している。株価は徐々に下値を切り上げて調整一巡感を強めている。金融緩和や消費増税前の駆け込み需要が材料視され、第1四半期(9~11月期)業績発表が接近して思惑が広がる可能性もあるだろう。

  今期(13年8月期)連結業績の見通しは、売上高が571億77百万円、営業利益が60億78百万円、経常利益が55億74百万円、純利益が30億66百万円としている。堅調な住宅需要や事業エリア拡大の効果に加えて、前期に開始したマンション分譲事業や、子会社の2×4工法による戸建て住宅分譲も寄与する模様だ。今期から連結決算のため前期(12年8月期)との比較はできないが、個別業績見通しを見ると売上高が前期比14.9%増の558億77百万円、営業利益が同11.5%増の59億31百万円、経常利益が同11.4%増の54億55百万円、純利益が同10.1%増の30億円の増収増益見込みである。

  株価の動きを見ると、11月12日に直近安値となる695円まで調整したが、その後は徐々に下値を切り上げる展開となり、足元では740円近辺まで戻している。調整一巡して今期好業績見通しを評価する形だろう。12月19日の終値740円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS144円51銭で算出)は5~6倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間19円50銭で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期個別ベースの実績BPS723円26銭で算出)は1.0倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を回復し、下値も徐々に切り上げて強基調へ転換の形となった。また週足チャートで見ると、13週移動平均線を回復して26週移動平均線に接近し、トレンド好転の兆しを見せている。金融緩和や消費増税前の駆け込み需要に対する期待感に加えて、第1四半期業績発表が接近して思惑が広がる可能性もあり、出直り展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】麻生フォームは連続ストップ高、新閣僚・党人事関連株が賑わう(2012/12/18)
【株式評論家の視点】昭和真空は商い増加が顕著、1本釣り相場へ発展の態勢固めが進む(2012/12/18)
【アナリストの眼】市場調査最大手のインテージ株価は好業績で2000円台へ(2012/12/18)
【株式評論家の視点】大林組は大もみ離れへ躍進、買い残が急減し戻り売りの圧迫は皆無(2012/12/18)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事